Ingredient Analysis

ヤシ脂肪酸アルギニン

アニオン界面活性剤 11件の商品に配合 ID: 16650
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-10

安全性
+10

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名ヤシ脂肪酸アルギニン
INCI名Arginine Cocoate
由来植物性,合成
推奨配合濃度3〜10%
適正pH域6.0〜8.0
EWGスコア3/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +25
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -10
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -15
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +5
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ脂肪酸アルギニンは、ヤシ油由来の脂肪酸と塩基性アミノ酸のアルギニンを中和して得られるアミノ酸系アニオン界面活性剤(いわゆるアミノ酸石けん)。シャンプー・ボディソープ・洗顔料などに洗浄目的で配合されるが、一般的なアミノ酸系洗浄剤と比べると品質・刺激面での評価は低め。

ヤシ脂肪酸アルギニンの解析

ヤシ脂肪酸アルギニン(Arginine Cocoate)は、ヤシ油から得られるヤシ脂肪酸と塩基性アミノ酸のアルギニンを中和反応させて生成するアミノ酸系アニオン界面活性剤です。いわゆる「アミノ酸石けん」の一種であり、皮膚・頭皮への洗浄剤として、シャンプー・ボディソープ・洗顔料に使用されています。

アミノ酸系界面活性剤というカテゴリー全体は「低刺激・マイルド」と謳われることが多いですが、本成分は石けん型(脂肪酸塩)に分類されるため、pH依存性が高く、水中で強アルカリ側に傾きやすいという特性があります。このため、肌や頭皮のpHバランスを乱しやすく、乾燥や刺激の原因になる可能性が指摘されています。ラウロイルグルタミン酸NaやラウロイルメチルアラニンNaなどのN-アシルアミノ酸塩型と比べると、マイルド性・安定性の点で劣ると評価されることが多いです。

洗浄力自体は一定程度あるものの、コンディショニング効果や補修効果はほとんど期待できず、使用後の仕上がり感(すべり・しっとり感)も低い傾向があります。配合製品数も少なく(約11件)、市場での採用率は限定的です。生分解性はアミノ酸由来のため比較的良好と考えられますが、環境負荷という観点では際立った優位性はありません。アルギニン由来のコンディショニング効果も、石けん塩の形態では発揮されにくいとされています。総じて、アミノ酸系洗浄剤の中では低評価グループに位置づけられる成分です。

相性の良い成分

グリセリン ベタイン

相性の悪い成分・混合注意

強酸化剤 強アルカリ剤