Ingredient Analysis

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩

アニオン界面活性剤 12件の商品に配合 ID: 17240
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-25

安全性
+0

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
医薬部外品名ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
慣用名・別名ラウレス硫酸ナトリウム, SLES
INCI名Sodium Laureth Sulfate
化学式C12H25O(C2H4O)nSO3Na
由来植物性,半合成
推奨配合濃度5〜20%
適正pH域5.5〜7.5
EWGスコア6/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩の分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -15
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -15
環境負荷・生分解性の評価

概要

ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)の総称。ヤシ油由来ラウリルアルコールにエチレンオキサイドを付加してエトキシル化し硫酸化・中和した陰イオン界面活性剤。ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)を分子量増大により改良したもので、皮膚透過性は低下するが脱脂力は依然強力。泡立ちが良く安価なため市販シャンプー・ボディソープに最多使用の洗浄剤。過剰な脱脂により皮脂バリア破壊・乾燥・刺激誘発リスクあり。コンディショニング効果なし。

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩の解析

ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)として広く知られる、業界でもっとも多く使われているアニオン界面活性剤の一つ。ヤシ油由来のラウリルアルコールにポリオキシエチレン(エチレンオキサイドを複数回付加)を結合させ、さらに硫酸化・中和することで製造される。エトキシル化のEO付加数(n)は通常1〜4で、この数が増えるほど分子量が大きくなり皮膚刺激は低下する傾向にある。

歴史的背景として、石けんが硬水でほとんど泡立たないという問題を解決すべく登場したのがラウリル硫酸ナトリウム(SLS)だったが、その高い皮膚透過性ゆえに肌荒れが頻発した。この欠点を「分子を大きくして皮膚に浸透させない」という発想で改良したのが本成分(SLES系)だ。SLSと比較すればマイルドであるが、脱脂力の高さはほぼ据え置きというのが正確な評価である。

洗浄力は非常に高く、皮脂・整髪料・泥汚れを問わず幅広い汚れを一掃できる。起泡性も優れており、少量でリッチな泡を生成する。これが「洗った満足感」を生む一方、必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまうという諸刃の剣でもある。使用後の乾燥・きしみ感はこのメカニズムによるものだ。

安全性の観点では、1,4-ジオキサンの微量混入が懸念されることがある。これはエトキシル化工程の副産物であり、精製度の低い製品では検出されることがある。EWGスコアも中程度のリスクとして評価される。敏感肌・乾燥肌・アトピー傾向のある人には特に注意が必要で、短時間洗浄・速やかなすすぎが推奨される。コンディショニング効果は期待できず、トリートメント成分との組み合わせが必須となる。

環境面では、生分解性はある程度あるものの製造過程のエネルギー負荷や副産物の問題が指摘されており、近年はアミノ酸系・ベタイン系などのマイルド洗浄剤への置き換えが進んでいる。

相性の良い成分

増粘剤 塩化ナトリウム

相性の悪い成分・混合注意

陽イオン界面活性剤 カチオン高分子