柿渋系のボディソープ、といったらこれを選びましょう。
おそらく、弱酸性タイプの柿渋はこれだけ。品質的にも他を圧倒。
恐ろしく値段が安い製品ですが、中身は意外に、そんなに安っぽくありません。
まず、ベースの洗浄剤がスルホコハク酸ラウリル2Na+ラウレス硫酸Na。
一見すると安っぽそうですが、ラウレス硫酸Na単体のものよりは洗浄力が控えめで、環境分解性も優れています。
わりと高い洗浄力がありながら、肌や環境により優しい(しかも弱酸性)ということ感じですね。
加えて、疑似セラミド(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)配合。この成分はセラミドをモデルに作られた優秀な保湿成分で、さらにヒアルロン酸Na、ツバキ油、アロエが保湿効果を残してくれます。
もともと、弱酸性で肌の内部の保湿因子を溶かさない、という利点がある上に、これらの質の良い保湿成分がさらに潤いを付与してくれます。
続いて柿渋こと、カキタンニンの収れん作用。同じく硫酸亜鉛も収れん作用。皮脂や汗を抑制するほか、加齢臭の成分を分解する働きにより、体臭を防ぐ効果があります。
有効成分イソプロピルメチルフェノールも、体臭の原因菌を殺菌。
モモ葉エキス、ビタミンCリン酸Mgが抗酸化作用を付与。といった具合に、実にバリエーションの多いメリットを持つボディソープなんですね。
これが、200円そこらで売られているという事実ですよ。
たしかに、一級品の洗浄剤と比べると見劣りする面は否めません。やや洗浄力が理想よりも高いことも事実でしょう。
ただ、髪を洗うシャンプーとは違い,肌を洗うだけのボディソープは洗浄剤の粗さを感じにくいというメリットがあります。
髪が絡まる、というような心配がないため、弱酸性のラウレス硫酸Naベースでも快適に洗える、という違いが大きいのです。
さらに、スルホコハク酸ラウリル2Naで洗浄剤の強さを抑え、両性界面活性剤+非イオン界面活性剤を加えてかなり使用感は優しく感じるはず。
ポリクオタニウムー7の配合により、泡質も割ときめ細かいものとなるでしょう。
これはもはや、デメリットではなく普通に良いボディソープに思えてくるレベルです。
柿渋系ボディソープでは迷うことなく、熊野油脂の薬用柿渋ボディソープ。そう覚えましょう。
非石鹸なので弱酸性。肌の潤いを過度に奪うことがありません。
さらに、ラウレス硫酸Na単体ではなく、スルホコハク酸ラウリル2Naとのミックスなので、より優しい。環境にも優しい。
質の良い保湿成分と、優れた加齢臭・皮脂抑制成分。
これ、ふつうに良いボディソープの1つのように思えてきました。
少なくても、この値段のボディソープの中ではベスト3に入るクオリティかもしれません。
個人的にもこれは試してみたいと思います。オススメです。
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