| 成分名 | オクトクリレン |
| 医薬部外品名 | オクトクリレン |
| 慣用名・別名 | 2-シアノ-3,3-ジフェニルアクリル酸2-エチルヘキシル |
| INCI名 | Octocrylene |
| 化学式 | C24H27NO2 |
| 分子量 | 354.39 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜10% |
| 適正pH域 | 3.0〜8.0 |
| EWGスコア | 5/10 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | Annex III制限あり |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
オクトクリレンは、UVB領域(290〜350nm)を吸収する有機系紫外線吸収剤である。分子内に共役系を持つシアノアクリレート構造が紫外線エネルギーを吸収・放出し、皮膚への光ダメージを軽減する。融点が約−10℃の粘性ある油状液体であり、製剤の油相に容易に溶解・配合できる点が実用上の強みである。
単独で使用した場合のSPF寄与は限定的だが、オクトクリレン最大の価値は光安定化剤(フォトスタビライザー)としての機能にある。アボベンゾン(パーソル1789)は高いUVA吸収能を持つ一方、紫外線照射により分解・失活しやすい弱点があるが、オクトクリレンと組み合わせることで光安定性が著しく向上する。これはオクトクリレンが三重項状態のエネルギー移動を受け取ることで、他の成分の光分解を防ぐためと考えられている。いわば「紫外線吸収剤のボディーガード」的存在である。
一方、安全性上の懸念もある。まず、ケトプロフェン外用剤との光感作問題:同剤を使用中の患者がオクトクリレン含有日焼け止めを使用すると、光線過敏症のリスクが高まることが報告されており、日本・EUで安全対策が講じられている。次に、環境毒性の問題が深刻で、オクトクリレンはサンゴ礁の白化促進・海洋生物への内分泌かく乱作用が指摘され、EUではAnnex III(制限成分)として規制が強化されている。ハワイ・パラオなど一部地域では日焼け止め成分としての使用が禁止されている。
また、ベンゾフェノン-3(オキシベンゾン)への変換が老化した製品中で起こることも報告されており、長期保存品の成分変化という観点でも注意が必要である。日本では化粧品100g中10gまでの配合上限が定められており、医薬部外品としても承認された成分だが、環境意識の高まりから代替成分(ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等)への置き換えが進んでいる。
15件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)
ラサーナ (La Sana) プレミオール プロテクト スプレー (60g / SPF50+ PA++++ / アロマティックフローラルの香り)製造販売元:ヤマサキ総合点 3.50
アネッサ パーフェクトUV スキンケアスプレー N製造販売元:資生堂ジャパン (SHISEIDO JAPAN)総合点 3.15
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N製造販売元:資生堂ジャパン (SHISEIDO JAPAN)総合点 3.12
ミュリアム リニューオイル製造販売元:ナンバースリー(no3)総合点 2.93
ナンバースリー ミュリアム トライフィリア製造販売元:ナンバースリー総合点 2.90
サントリー エファージュ UVビューティベース(光対策クリーム(化粧下地兼用)製造販売元:サントリー総合点 2.52
UL・OS(ウル・オス) プラス日やけ止め製造販売元:大塚製薬総合点 2.47
SPカラーセ−ブマスク製造販売元:P&G総合点 2.43
ウエラ カラーモーション+デイリートリートメント製造販売元:ウエラジャパン合同会社総合点 2.40
SPカラーセ−ブコンディショナー製造販売元:P&G総合点 2.37
ダルゴン ブロンドシャンプー 製造販売元:ケップラボ)総合点 2.36
ダイアン デオドラントスプレー ボディ用 ドライシャンプー [UVケア]グレープフルーツ&ペパーミントの香り製造販売元:ネイチャーラボ総合点 2.28
AQUALABEL(アクアレーベル) アクアレーベル ホワイトプロテクトミルクUV (日中用美容液) (SPF30・PA++)製造販売元:資生堂ジャパン (SHISEIDO JAPAN)総合点 2.19
ウエラ カラーモーションオイル プラス 洗い流さないトリートメント製造販売元:ウエラ総合点 2.08
WELLA ウエラ カラーモーション+ オイル製造販売元:ウエラ総合点 2.08