解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
日本ロレアル株式会社ブランド名
エルセーヴ容量
100ml参考価格
2420円1mlあたり
24.2円JANコード
4935421248914KaisekiID
8150全成分
この製品、髪用のヘアセラムなのですが、商品紹介がすごいんです。まずそれを見てください。
崇高な一滴。史上最高(1)濃度のヘアオイル。
潤う、満たす。とろけるような贅沢を。
ロレアル パリ史上最高のセラム コンプレックスにより史上最高峰の潤い濃度を実現。
ダメージを繰り返した髪へ。
はい、ものすごい表現力ですよね。薬機法に抵触せずにここまで大胆な宣伝ができるというのは、ある種の才能ではないでしょうか。
もちろん、中身が伴っていれば言うことなしです。
オーディナリー、というのは日常とかそういう意味ですね。
エクストラオーディナリー、で非日常、特別ということでしょう。
特別なオイルピュア美容液という商品名、これもまたすごい表現です。ここまで来ると、中身がダメだったら詐欺になるのではと心配になるレベルですね。
さて、特徴をまとめていきますと
このような製品です。順を追って見ていきます。
エルセーヴは日本ロレアル製です。ロレアルパリといったほうが正確でしょうか。
ロレアル、というと、このあたりの微妙な品質というのはお家芸のような気がしますね。
どちらかというと、ブランドイメージで売っているようなところがありますから。
それが悪いとは言いません、そういう戦略であって、実際それで顧客を獲得しているのですから、大事なのは中身だけじゃないということを物語っているのですね。
中身はシリコーンベース+植物オイルです。
植物オイルも、カミツレ、ヤシ、ひまわり、蓮、アマ、カニナバラ、ダイズというように、ごくオーディナリー、平凡なチョイスに見えるのは私だけでしょうか。
これが悪いとは言いませんが、崇高な一滴、とろけるような贅沢という割には、肩透かしを食らった感が否めません。
髪の美容液というわりに、髪のダメージを補修する機能は一切なく、ただの油分補給以上の効果を期待するのは難しそう。
コーティング効果も一時的な微弱なもの。肌にやさしいことが唯一の取り柄というレベル。
崇高な一滴は、一体どこへ?
デメリットは、商品説明を見て期待させてしまうこと。
実際使って、とろけるような贅沢感を味わった気になっている人が可愛そうになる内容です。
めちゃめちゃ平凡なオイルですから。
値段も値段ですし、商品説明もアレですから、はしごを外された感がすごい商品という印象です。
植物エキスに価値がないとは言いませんが、髪に塗っても正直意味がない成分が多いのは事実です。
髪自体は爪と同じで死んだ細胞の集まりのようなものですから、美容効果をいくら与えても髪自体が生き返って元気になったりはしないのです。
そういう意味では、だいぶ明後日のほうに逝ってしまってる内容というよりほかありません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。