解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社カプラスブランド名
K+容量
300ml参考価格
3300円1mlあたり
11円ASIN
B09YQ53PKJ発売日
20220424KaisekiID
8978全成分
K+ natural treatmentは、ドライヤーの熱に反応する植物性ヒートアクティブ成分を含むノンシリコンのヘアトリートメントです。アルガンオイル、オリーブオイル、ホホバオイル、パームオイルを配合し、しなやかで潤いに満ちた髪に導きます。
価格は300mlで3300円と、少々高額な部類に入るトリートメントです。この値段に見合った内容かどうかが気になりますね。早速見ていきましょう。
K+ natural treatmentの全成分表は、まず成分数がかなり多いタイプということがわかります。そして、植物由来のもので構成しようという意図がはっきり見て取れますね。
植物エキスの多さ、ベースの植物由来な作りが非常に特徴的です。それ以外の要素としては、ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)、ジヒドロキシプロピルアルギニンHClの配合が目を引きますね。
最大の特徴のもう1つが、4カチ(4級カチオン界面活性剤)不使用ということです。これはノンシリコンよりもインパクトが強く、大きく製品の性質を変えるものです。
端的に言うと、タンパク変性作用がないことで肌にかなり優しくなります。それこそ、化粧水のように。翻って髪の毛には、あまりコンディショニング効果を落とし込むことができなくなります。
K+ natural treatmentは、植物由来の成分を多数配合した頭髪の化粧水、というイメージですね。
ヘアケア要素としてのペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)、ジヒドロキシプロピルアルギニンHClがあるので、それなりに潤滑性は得られる部分はもちろんありますが、4カチ(4級カチオン界面活性剤)がないことや植物油などがベースであることでさほどコンディショニング効果というのは体感しにくいでしょう。
一方で、頭皮にはメリットが多いです。ベースの疑似セラミドに始まり、ビワ、クズ、ミツイシコンブ、アシタバ、センブリ、オタネニンジンなどなど、多数の植物エキスが配合されています。これらの植物エキスには、頭皮を柔らかくする効果、頭皮のかゆみやフケを防ぐ効果、そして頭皮の健康を保つ効果などがあります。
トリートメント、という商品ですが、実際には頭皮ケア系トリートメントと呼んだほうが実情に即していると考えられるでしょう。
K+ natural treatmentは、4級カチオン界面活性剤が含まれていないため、コンディショニング効果が低めです。そのため、ダメージ毛の人や、髪のダメージを改善したい人には向いていないかもしれません。また、価格が高めなため、予算に制限のある人には不向きかもしれません。
植物エキスを浴びるようにトリートメントしたい、頭皮をケアしたいという人に向けた製品であることを理解する必要があるでしょう。
K+ natural treatmentは、頭皮に潤いを与える効果があり、植物エキスが豊富に配合されているため、頭皮ケアには向いています。しかし、ダメージのある髪には効果が限られるため、髪の損傷を改善したい人には不向きかもしれません。
高額な支払いをして、髪にはあまりメリットがない、ということに驚く人もいるかもしれませんね。
ただし、頭皮には様々なメリットがあり、よくあるスカルプトリートメントのように中途半端ではなく、本気で頭皮に向けた商品となっているので、安心して使うことができます。
良くも悪くもですが、頭皮には良いです。でも髪には一般的なリンス剤にも劣る程度、ということを認識しておきましょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。