Ingredient Analysis

水添パーム油

成分 50件の商品に配合 ID: 1330
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+10

安全性
+5

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名水添パーム油
医薬部外品名硬化油
INCI名Hydrogenated Palm Oil
由来植物性
推奨配合濃度1〜20%
EWGスコア1/10
コメドジェニック度3/5
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +5
成分の素材品質・配合価値
安全性 +10
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -5
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

パーム油を完全水素添加した固形油性成分。融点53〜62℃のロウ状固体で、ヨウ素価3未満と極めて低く酸化安定性に優れる。主成分はパルミチン酸(32〜47%)などの飽和脂肪酸で、皮膜形成による閉塞作用で保湿・保護効果を発揮。ワセリン代替としての油性基剤・固形クリームの硬度調整・展延性改良に利用。天然油脂由来だが植物油本来の機能性は失われており、主に物理的なバリア機能と剤形設計に貢献する補助油性成分。

水添パーム油の解析

水添パーム油(Hydrogenated Palm Oil)は、パーム油に水素を添加して不飽和結合を飽和化した固形油脂成分。融点53〜62℃のロウ状固体で、常温では硬い白色の固体として存在する。ヨウ素価が3未満と極めて低く、酸化劣化に強い安定した油性成分であり、長期保存を必要とする化粧品基剤として適している。

主な脂肪酸組成はパルミチン酸(32〜47%)が中心で、ミリスチン酸・ステアリン酸などの飽和脂肪酸で構成される。化粧品では閉塞剤・油性基剤・増粘剤として機能し、皮膚表面に薄い油膜を形成することで経皮水分蒸散(TEWL)を抑制し、保湿効果を補助する。クリームや口紅・スティック製品などの固形剤形において硬度・展延性の調整に重要な役割を担う。

マーガリンと製造原理が共通するこの成分は、「食用では批判される水素添加油脂が、化粧品では酸化安定性の高い基剤として重宝される」という興味深い側面を持つ。ワセリン(鉱物性)の代替として植物性の固形油性基剤を求める処方設計でしばしば採用される。さっぱりした感触とほどよいコシが特徴で、ヘビーなべたつきが出にくい。

一方で、水素添加によって元のパーム油が持つトコフェロールやカロテノイドなどの機能性は大幅に失われるため、積極的な肌改善効果は期待しにくい。また、コメドジェニック度が中程度であり、皮脂分泌が多い肌への高濃度配合は毛穴詰まりのリスクがある点に注意が必要。環境面では、パーム油原料の大規模農園開発による生態系破壊・森林消失の問題があり、サステナビリティ観点からRSPO認証取得品の使用が業界内で推奨されている。

相性の良い成分

ミツロウ カルナウバロウ ホホバ油 トコフェロール

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50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)