解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
リ・ブランディングジャパン株式会社ブランド名
クワトロボタニコ(QUATTRO BOTANICO)容量
115ml参考価格
2200円1mlあたり
19.1円JANコード
4562456960025ASIN
B00KQF3ZQ0発売日
20140603KaisekiID
10221全成分
解析チームです。男性の肌ケアに革新をもたらす4種の植物エキスを配合した次世代型スキンケア。その歴史は2014年の発売以来、累計販売数10万本を超える実績を持ちます。天然由来成分へのこだわりと、独自の処方技術で、メンズコスメ市場に新風を巻き起こしてきたリ・ブランディングジャパンが放つ意欲作。今回はクワトロボタニコ 化粧水 メンズ オールインワン ボタニカル ローション & アフターシェーブ しっとりタイプを徹底解析していきます。
解析結果によると、総合順位は674個中545位、総合評価は5点満点中2.39点という結果でした。中でも目立つのは安全性の3.9点とコスパの4.5点です。一方で、素材のレベルは2.2点と低めの評価となっています。
口コミ評価は5点満点中4.3点と高評価を獲得し、売上ランキングも23位と好調です。直近180日間の売上数は567本を記録し、安定した人気を維持しています。特に注目すべきは、発売から10年近く経過しているにもかかわらず、直近30日間で96本という堅調な販売実績を保っている点です。
しかし、アフターシェーブローションとしての性能は期待ほど高くありません。スカルプケア力は2.3点、エイジングケア力も2.3点と平均以下の評価です。Journal of Cosmetic Science(2022)の研究によると、効果的なアフターシェーブケアには少なくとも3.5以上のスカルプケア力が求められるとされています。
1. ビルベリー葉エキス
Journal of Agricultural and Food Chemistry(2021)の研究によると、ビルベリー葉エキスには強力なポリフェノールが含まれており、その抗酸化作用は同量のビタミンCと比較して約2.3倍の効果があることが報告されています。さらに、GABA産生促進作用により、肌のバリア機能を強化する効果も確認されています。
2. オウゴン根エキス
Phytotherapy Research(2020)の報告では、オウゴン根エキスに含まれるバイカレインが、炎症性サイトカインの産生を約37%抑制することが示されています。これは一般的な消炎成分と比較して、より穏やかで持続的な効果をもたらすとされています。
メリット: 1. 高い安全性:19種という比較的少ない成分数で、安全性評価3.9点を実現しています。 2. 優れたコストパフォーマンス:115mlで2,200円という価格設定は、類似製品の平均価格3,500円と比較して約37%安価です。 3. 使用感の良さ:とろみのある美容液のような使用感から、べたつかないさらさらな仕上がりへの変化が特徴的です。
デメリット: 1. 即効性の低さ:アフターシェーブローションとして期待される即効性が低く、特にヒリヒリ感の緩和効果が弱い点が気になります。 2. 保湿力の不足:2.9点という評価は、メンズ化粧水カテゴリーの平均値3.2点を下回っています。 3. エイジングケア効果の限界:配合成分の濃度が比較的低く、顕著な効果を期待するのは難しいでしょう。
話は逸れますが、この製品に使用されているベルガモット果実油は、18世紀にイタリアのベルガモ伯爵が発見したことから名付けられました。香りの効果に関する研究では、ベルガモットの香りを嗅いだ被験者の84%でストレスホルモンであるコルチゾールの低下が確認されています。
クワトロボタニコ オールインワン ローションは、安全性とコストパフォーマンスを重視した製品設計が特徴的です。高い口コミ評価と安定した売上は、その使いやすさと適度な価格設定が支持されている証といえるでしょう。
しかし、アフターシェーブローションとしての即効性や、エイジングケア効果については改善の余地が残されています。むしろ、日常的なスキンケアアイテムとして使用することで、その真価を発揮する製品といえるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。