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総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
全成分
このシャンプー、単にシャンプーとしてのクオリティだけで見ると期待できません。
正直言って洗浄剤としての質は低い方と言っても過言ではないくらい。
ただ、目的は洗うだけにあらず。そして、ふつうのカラーリングシャンプーとも違う。
ジヒドロキシインドールがじわじわと白髪を染めていくシャンプーなのです。
この成分は、麹菌の固体培養時に特異的に発現する新規麹菌チロシナーゼ遺伝子を単離したもので、キューティクルに集合体を形成しながら定着する特徴があります。
キューティクルに定着しながら、黒髪メラニンのもとがじょじょに白髪を黒く染めていく、という働きですね。
これは、一般的なカラーシャンプーに比べ定着性が高く、カラーリングに比べヘアダメージを非常に抑えられる手法として期待がもたれています。
そんなジヒドロキシインドール配合のシャンプー、リライズは単にラウレス硫酸Naベースのシャンプーだからダメ、とはいえない魅力を秘めているというわけですね。
そう、ベースはラウレス硫酸Naで、浸透はしないものの洗浄力は強いため、お世辞にも上品なシャンプーとはいえません。ただ、PPG-3カプリリルエーテル、イソデシルグリセリルエーテル、ポリクオタニウム-22の力添えによって潤滑性のある仕上がりになるでしょう。
また、ラウラミドプロピルベタインなど両性界面活性剤がいくつか配合されることで刺激の緩和、コンディショニング作用の付与が期待できますし、泡質も細かく、さっぱりした洗い上がりに。
コストを抑えながらも、わりと使用感は悪くない感じがしませんか?
デメリットと言えるかは場合によりますが、ラウレス硫酸Naという洗浄剤の洗浄力の強さがダメージヘアには厳しい、という点は注意が必要です。
どうしてもアミノ酸系などに比べると、傷んだ髪を洗う際には苦労する可能性が高いのは否めません。その場合は、シャンプーを他の質の良いものに変え、リライズはコンディショナーだけにする、などの対策も可能です。
髪のダメージがそこまでひどくないなら、このリライズのシャンプーはダメージの少ないカラーリングが可能なシャンプーとして期待値が高いです。
一回で染まる、ということはないですが、黒髪のもとをキューティクルに種まきしていく、というイメージです。黒髪のもとが次第に集合体を形成して、髪がリライズを使うたびに段々と染まっていく、という内容ですね。
一般的な白髪染めがとてもダメージが大きいのに比べて、相当にダメージレスで染めていくことが可能ですから、髪の状態を良いものに維持したい方にとっては選択肢に含めるべき一品といえるでしょう。
欲を言えば洗浄剤がもう1つ良いクオリティだと、さらに幅広いユーザーに薦めることが可能になるのですが、そこはご愛嬌ということで・・。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。