カテゴリ:ボディソープ
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1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
CMR発がん性・EU規制の成分が検出されました(2件)
個人差要因皮膚感作性2件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収41件
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド
Dove容量
480ml参考価格
1090円1ml単価
2.3円JAN
4902111774381ASIN
B0BV9CLH73発売日
2023年3月28日ID
10151シリーズ名
発酵&ビューティーシリーズ詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る使い方
全成分
商品説明
解析チームです。「発酵」「ハリ&うるおい」という言葉が並ぶ、ダヴの意欲作ボディウォッシュ。保湿力だけ見れば文句なし——ただし成分表を深く読むと、見逃せないポイントが浮かび上がります。
最初に結論から言います。保湿力4.7点は圧倒的トップクラス(業界平均3.0比+1.7点)。一方で全体的な安全性1.0点・配合成分のレベル1.2点はいずれも要注意水準です。この落差が、この製品を語る上での核心です。
スカルプケア/スキンケア性能は3.0点で標準的、使用感は3.4点で平均以上。VOCEボディ洗浄料部門5位受賞や口コミでの「ローションを塗ったあとのようなしっとり感」といった評価はこの保湿力の高さと整合します。ただしコスパは2.23点とやや物足りなく、成分の質を加味すると割高感があります。
解析ドットコム スタッツ — 業界平均(3.0)との比較
43種類の成分のうち、特に解析チームが着目した5成分を取り上げます。
EWGスコア1(最高安全)、推奨配合量3〜10%。三価アルコール構造により角層内の水分子を引き込む吸湿メカニズムは、50年以上の皮膚科学的エビデンスに裏打ちされています。本製品では成分表の7番目に位置しており、ボディソープとしては高めの配合が推測されます。さらに後半に配合されたアンズ核油・ブドウ種子油・ホホバ種子油・アルガン油・アボカド油の5種類のプレミアム植物オイルと組み合わせることで、洗い流す過程でも油溶性のエモリエント皮膜が残留し、「洗った後のしっとり感」という使用感3.4点のスコアを実現していると考えられます。ニューカッスル大学の研究(2010年)では、グリセリンが角層脂質二重層に直接取り込まれてバリア機能を補強することが確認されており、単なる吸湿以上の意義があります。
EWGスコア1、医薬部外品承認成分(美白・育毛用途)。推奨配合量は2〜5%で、この濃度帯ではセラミド産生促進・メラニン転送抑制・バリア機能強化の3作用が臨床試験で確認されています(Duke University・Procter & Gamble共同研究, 2005年)。しかし全成分表では20番目に位置しており、配合量は推奨値の下限以下である可能性が高い。スキンケア性能が3.0点(標準的)にとどまる一因はここにあります。「発酵美容成分の力でうるおいが奥まで」という訴求と、実際の配合量の間には解析上のギャップが存在します。
ダイコン根を乳酸菌(Leuconostoc属)で発酵させたこの成分は、バクテリオシン様物質・有機酸の生成によりパラベン・フェノキシエタノール代替の低刺激防腐剤として機能します。興味深いのは、成分間の相乗効果データとしてレウコノストック/ダイコン根発酵液×ナイアシンアミドの組み合わせが確認されている点です。抗菌ペプチドがバリアを整え、ナイアシンアミドがセラミド産生を促進するという機序的補完関係は、処方設計の意図を感じさせます。ただしどちらも配合表の後半に登場するため、相乗効果が発揮されるほどの配合量かどうかは慎重に見る必要があります。
余談ですが、国際化粧品原料辞書(INCI)のデータベースによると、「発酵エキス」と名のつく成分は製品全成分表での登場順位が後半になるほど、実際の配合濃度が機能的有効量を下回る傾向があることが複数の処方研究で指摘されています。発酵成分の「名前」と「量」は別物として見ることが、成分解析の基本です。
EWGスコア8(安全性懸念あり)、JP規制:劇物指定。成分表の4番目というかなり上位に位置します。本来はラウリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸などの脂肪酸をケン化して液体石鹸を生成する「石鹸化剤」として機能し、最終製品中では中和されて残存量は微量です。しかし高pH環境を一時的に形成し、皮膚のセラミド合成阻害や天然保湿因子(NMF)の流出を招くリスクがあります。さらにラウレス硫酸Na(EWG6)・EDTA-2Na(EWG6)・BHT(EWG7)が重なることで、全体的な安全性スコアが1.0点という極めて低い水準になっています。
EWGスコア7、CMR分類2(変異原性・催奇性の疑い)。化粧品における通常配合量(0.01〜0.1%)での急性毒性は低く抑えられていますが、脂肪組織への蓄積性と環境残留性が懸念される酸化防止剤です。1970年代以降、食品での使用は多くの国で自粛・規制が進んでいます。本製品では植物油脂5種類の酸化劣化を防ぐための必要悪的配合と読み取れますが、より安全性の高いトコフェロール(ビタミンE)への代替が可能な箇所でもあります。
メリット
デメリット・注意点
注意:成分間の拮抗関係
水酸化Kはカチオン系界面活性剤・セラミドと配合拮抗が報告されており、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドや植物オイルの機能を部分的に損なう可能性があります。また、ラウレス硫酸Naのカチオンポリマー(グアーヒドロキシ〜)との拮抗も指摘されており、コンディショニング効果の発揮効率が設計値より低下するリスクがある処方です。
Overall Score
2.21
524製品中 341位
「保湿力だけなら本物。でも成分の素顔は二面性がある」
保湿力4.7点という数字は、この価格帯のボディソープとして際立った強みです。5種類の植物オイル(アンズ・ブドウ種子・ホホバ・アルガン・アボカド)とグリセリンが連動し、洗い流しても肌表面にエモリエント皮膜を形成する設計は機能的に評価できます。
ただし、安全性1.0点という数字は軽視できません。水酸化K(EWG8・劇物指定)、BHT(EWG7・CMR2)、ラウレス硫酸Na(EWG6)、EDTA-2Na(EWG6)というEWGスコアの高い成分が重複している点は、日常的に全身使いするボディソープという用途を考えると、見極めが必要な構成です。
「発酵ブーム」に乗ったネーミングと訴求は巧みですが、アセロラチェリー発酵液・乳酸桿菌/ザクロ果実発酵エキスはいずれも成分表の後半に登場しており、スキンケア目的で期待するには配合量が心許ない可能性があります。
使用シーン別推奨度:
口コミでは「ローションを塗ったあとのようなしっとり感」「泡立ちが早くモコモコ」という使用感への高評価が目立ち、使用感3.4点・保湿力4.7点のスコアとよく一致します。一方、成分精度への言及は見られず、安全性1.0点という解析上の懸念点とユーザー体験の間には温度差があります。