ニベア クリームケア ボディウォッシュ ヨーロピアンホワイトソープの解析結果

肌に優しい石けんのはずが...ニベアボディウォッシュの光と影

ニベアの名を冠したボディウォッシュだからと言って、必ずしも肌に優しいとは限りません。確かに製品説明を見ると、シアバターやラノリンアルコール、グリセリンなどの保湿成分が配合されているようです。しかし実際のところ、この製品のベースは石けん。石けんは洗浄力に優れている反面、肌のバリア機能を損なったり、脂質を奪ったり、pHバランスを崩したりと、肌へのネガティブな影響も少なくありません。

それでもなお、石けんは「自然」であるというイメージから根強い人気があります。しかし、その「自然さ」の代償として肌を乾燥させているのだとしたら、本当にベストな選択だと言えるでしょうか。

メーカー概要

花王の主力ブランド「ニベア」から発売されているボディウォッシュです。ニベアは1925年の発売開始以来、乳液やクリームなどのスキンケア製品を中心に展開。保湿ケアのパイオニアとして知られています。今回のボディウォッシュも、同ブランドの象徴的な保湿成分を用いた濃厚な泡と洗浄力をうたっています。

この商品のスタッツ

この商品は花王が製造販売している「ニベア クリームケア ボディウォッシュ ヨーロピアンホワイトソープ」です。花王は日本を代表する化粧品メーカーであり、その製品は多くの人々に信頼されています。しかし、その一方で、この商品の評価は341個中306位という、やや低めの位置にあります。総合点も5点満点中1.32と、決して高いとは言えません。

また、価格は605円と手頃でありながら、容量は480mlと十分な量があります。しかし、「素材のレベル」は5点満点中-0.5、「安全性」は5点満点中2.1、「髪補修力」は5点満点中0.9、「スカルプケア力」は5点満点中0.7と、各項目でもあまり高い評価を得ていないのが現状です。

注目成分と特徴

ラウレス硫酸Na

石けんに含まれる主要な洗浄成分。泡立ち加減が良く洗浄力が高い反面、肌の脂質を奪い過ぎる傾向がある。

ラノリンアルコール

羊の毛から抽出される保湿成分。肌の水分保持力を高め、健康的な肌バリアを維持するのに役立つ。

グリセリン

保湿効果が高いポリオールの一種。水と油の両方になじむ性質があり、肌の水分保持力をサポートする。

メリット

・ニベアの名を冠しているだけあって、保湿成分がたっぷり

・ヨーロピアン調の上品な香りが楽しめる

デメリット

・石けんベースなので長期使用で肌荒れのリスクがある

・評価点数から判断するとコスパ面で他に選択肢がある

まとめ

ニベアのボディウォッシュは、保湿成分がたっぷりと配合されており、ヨーロピアン風の香りが楽しめる一方で、石けんベースの製品ということを理解し、肌への影響を考慮しながら使用することが求められます。ラウレス硫酸Naも含まれ、脱脂力がかなり強いことは想像に難くないと思います。評価や価格を見ると他の選択肢もあることを忘れずに。