成分名

ラウレス硫酸Na

医薬部外品原料規格

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム

INCI名

Sodium Laureth Sulfate

CAS番号

カテゴリ

アニオン(陰イオン)界面活性剤

化学式

CH3(CH2)10CH2(OCH2CH2)nOSO3Na

成分ID

850

ラウレス硫酸Naのイメージ

概要

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩。肌への浸透性はラウリル硫酸塩より低減しているが、洗浄力は同等に強い。泡立ちは最高級に強いが、必要以上に脱脂してしまうため肌や髪の乾燥を招きやすい。安価で作れる点が最も好まれているが、美容を考えたら歓迎できない成分である。

ラウレス硫酸Naの解析

表面を一掃するイメージ

とにかく洗浄力が強い、そしてもっとも多く使われている洗浄剤の1つです。特徴としては肌深くに浸透することはないが、肌の表面を強力に洗い落とす、というイメージです。

よく知られる洗浄剤の1つにラウリル硫酸ナトリウムがありますが、肌に浸透して肌荒れを起こし問題となった欠点を分子量を大きくすることで改良したのがこのようなタイプの洗浄剤です。

石けんの改良版の改良版?

元はと言えば、むかしシャンプーといえば石けんしかなかった時代にミネラル分の多い水質の土地ではほとんど泡立たず、洗えないことに悩んでいたのを解決したのがラウリル硫酸ナトリウムでした。しかし、泡立ちは安定したもののその浸透性の高さゆえに肌がボロボロに傷み肌荒れが大規模に発生した。。というラウリル硫酸ナトリウムを改良したものがラウレス硫酸ナトリウム系洗浄剤です。

ラウレス硫酸ナトリウム系は硬水中でも泡立ちの良さはそのままに、分子量が大きく肌に浸透しない作りで肌荒れの発生を減少させるのに役立ちました。構造としては、ラウリル硫酸ナトリウムにポリオキシエチレンが付加された形で全体の大きさをアップし、浸透を防いでいます。

脱脂力はラウリル硫酸Na系のまま。

肌への浸透を防ぎ、極度の肌荒れを起こすリスクはなくなったものの、やはり洗浄力がかなり強いため、髪や肌をダメージさせたり乾燥肌、乾燥毛にさせてしまいがちです。水質や少々の汚れ、整髪料にも負けずに洗浄できますが、安定しているということは洗いすぎに繋がりやすいということでもあるので、短時間の洗浄・速やかな濯ぎをするべきでしょう。

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