Ingredient Analysis

ラウレス硫酸Na

アニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 850
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-50

安全性
-78

素材の品質
-56

使用感
基本情報
成分名ラウレス硫酸Na
医薬部外品名ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
慣用名・別名SLES、ラウレス硫酸ナトリウム
INCI名Sodium Laureth Sulfate
化学式CH3(CH2)10CH2(OCH2CH2)nOSO3Na
分子量288〜400 Da(エチレンオキサイド付加モル数により変動
由来半合成
推奨配合濃度3〜10%
適正pH域4〜7
EWGスコア6/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
ラウレス硫酸Naの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +96
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 × -78
成分の素材品質・配合価値
安全性 -50
肌・頭皮への安全性
補修力 -15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -56
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 -55
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -56
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -48
環境負荷・生分解性の評価

概要

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩(SLES)。ラウリル硫酸Naにエチレンオキサイドを付加し分子量を増大させることで皮膚浸透性を低減した改良型アニオン界面活性剤。起泡性・硬水耐性に優れ、皮脂・スタイリング剤を即効で乳化除去する圧倒的洗浄力を持つ。一方、過剰な脱脂作用により皮膚バリア機能低下・乾燥・キューティクル損傷を招くリスクがあり、頻用・乾燥肌・敏感肌では注意が必要。安価な量産性から市場普及率は世界最高水準。

ラウレス硫酸Naの解析

市場シェアNo.1の洗浄界面活性剤として、世界中のシャンプー・ボディソープ・洗顔料に最も広く配合されるラウレス硫酸Na(SLES)。その普及の原動力は、卓越した洗浄パフォーマンスと低コストの両立にある。

分子構造の観点から見ると、前身のラウリル硫酸Na(SLS)にエチレンオキサイドを付加したエトキシ化誘導体であり、この「エトキシ化」が核心的な改良点だ。付加モル数(一般的にn=2〜3)が増えるほど分子量が大きくなり皮膚浸透性が下がる一方、洗浄力はわずかに穏和になる。SLSが「高速道路を爆走する洗浄成分」とすれば、SLESは「同じ速さで走るが車体を大きくしてガードレールに衝突しにくくした改良版」とも例えられる。

洗浄メカニズムは古典的なアニオン界面活性の原理——親油基が汚れ・皮脂を囲い込み、親水基が水中に分散させる乳化作用——に基づく。硬水中でも泡立ちが安定し、ワックスや整髪料など油性汚れを瞬時に除去する即効性と洗浄力は他の穏和な界面活性剤の追随を許さない。

しかし強力さは諸刃の剣でもある。過剰な脱脂作用は必要な皮脂・毛髪間充物質まで除去し、頭皮バリア機能の低下・乾燥・フケ・かゆみを招く。毛髪に対してはキューティクルを粗立て、ごわつきや摩擦ダメージのリスクを高める。乾燥肌・敏感肌・カラー・パーマ施術後の髪には特に負担が大きい。ただし1,4-ジオキサン(エトキシ化副産物)の残留懸念が一時期指摘されたが、現代の精製技術により規制値以下への管理が一般的となっている。

環境面では生分解性はあるものの、製造時のエチレンオキサイド使用や水生生物への毒性が指摘されており、サルフェートフリー(sulfate-free)トレンドの高まりとともにコカミドプロピルベタイン・グルコシド系・アミノ酸系洗浄剤への代替が進んでいる。最終的な評価は「配合濃度・使用頻度・肌質との組み合わせ次第」であり、オイリー肌の日常使いや業務用クレンジングには合理的な選択肢となり得る一方、デリケートな頭皮・乾燥肌・カラーヘアへの長期使用は見直しが推奨される。

相性の良い成分

増粘多糖類 アミノ酸系界面活性剤 陽イオン界面活性剤

相性の悪い成分・混合注意

カチオン系ポリマー 強酸 強塩基

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