解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
クリア容量
370ml参考価格
799円1mlあたり
2.2円JANコード
4902111755250KaisekiID
7145全成分
洗浄剤の安っぽさはそのままに、添加剤でスカルプケア系の成分を配合したシャンプーです。
クリアの、というよりユニリーバジャパンのシャンプーらしくコストの安い市販品にありがちな見所のない洗浄剤がベースですが、抗酸化成分やセラミド 類の配合によりエイジングケアを意識した部分を見せているのが特徴です。
全成分表を見ると、セラミド類の他に植物系エキスやビタミンC誘導体といった成分が華やかに配合されているように見受けられますが、実際のところ大部分を占めているのは凡庸な洗浄剤ベースです。水を除けば半分近くが洗浄剤の部分で占められていると考えていいでしょう。
つまるところ、わずかに含まれる植物エキスなどの影響力はそれほど大きくなく、逆に洗浄剤のクオリティの影響は極めて大きく作用することがわかります。
そういった観点からすると、このクリアモイストスカルプシャンプーに関しては頭皮に良い影響を与えるエキスが添加されてはいるものの、それ自体の影響力は大げさにいうほどではない。と考えられます。
ラウレス硫酸ナトリウムをはじめとしたコストの安い洗浄力の強い成分の影響は非常に大きく 、頭皮の保湿、育毛といった活動をむしろ阻害してしまうのではないかと懸念されます。
このシャンプーのメインターゲットは30代からの大人の女性ということのようです。
その意味では、単純に洗浄力は無駄に強すぎるという話です。肌バリアとなる天然保湿成分や皮脂を由来とした肌バリアを一掃してしまう洗浄剤では、添加成分にいくら良いものがあってもメリットを帳消しにしてしまうと考えていいでしょう。
セラミドや抗酸化成分自体の配合は好ましいことではありますが、最も重要視すべきは全体として理想的な働きをしてくれるか、という部分です。
最も多くの部分を占める洗浄剤の部分で、手を抜いていると言っては言い過ぎですがコストを重視したような内容になっていることは残念というよりほかないでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。