解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社美元ブランド名
REDEN容量
500ml参考価格
1980円1mlあたり
4円JANコード
4589420290018KaisekiID
8054全成分
わたしたちは、例えばラーメンを食べる時、トッピングの具は最高級の具材を使っているがスープと麺はインスタント、みたいなものを出されたときどう思うでしょうか。
具がとにかく美味しいから、スープは安っぽくても全然OK!と言う人もいるかもしれない。麺がぶよぶよで味気なくても気にしないかもしれない。
しかし、大半の人は「そうじゃない」と感じるのではないでしょうか。
このリデンのシャンプーにしても同じ。
リデン”ハイブリッド”シャンプーという名称は、西洋医学と東洋医学、頭皮ケアとヘアケアのハイブリッド、と言う意味らしいのですが、全成分表からはそのような印象を受けません。
なんと言ってもラウレス硫酸Naベースで、洗浄剤の質はかなり低い、コストも安い。つまり安っぽいシャンプーという第一印象。これはいけません。
補助的洗浄剤で名誉挽回を図るかといえば、そうでもない。ココイルグルタミン酸TEAの添加など、どこまでもコストの安い順に引っ張ってきたような作りなのが残念。
ハイブリッドを目指した結果がこれなら、きっと企画段階からなにか間違ってる。
頭皮ケアを目的とした要素は、植物エキスの数々。
センブリやオウゴン、コンブ、ニンジン、セイヨウノコギリソウなど、平凡よりは少し上のクオリティでこれは悪くないですね。
ルイボスエキスなどのエイジングケア能、はちみつの保湿、サクラ葉の抗酸化、ビワの抗炎症作用などで頭皮環境改善効果は期待できる領域にあるといっていいでしょう。
亜鉛やサリチル酸、メントール、アロエの配合もあります。高い収れん作用や創傷治癒効果、殺菌作用が期待される構成ですが、同時に皮膚刺激性もけっこう強めな印象ですね。皮膚の弱い人には洗浄剤ともども相性が悪い見込みです。
宣伝文句を見てみると、ヘアケアも含めたハイブリッドなメリットがある、ということが書かれています。
しかし、全成分表を見た印象では単純に頭皮ケア系シャンプーであり、トリートメント効果といえるものはシンプルに見当たりません。
洗浄剤の質の悪さゆえに、むしろ髪はバサっとするのがオチ。
コーティング要素も、補修系素材もありませんので、何をもってトリートメントシャンプーと言っているのか不明です。
植物エキスの質はまずまず良い。その他はダメ。それが端的な感想です。
致命的なのが洗浄剤のチープさで、このレベルなら市販のいち髪などを買った方がはるかにレベルが上。コスパを考えてもこのシャンプーを選ぶ理由がありません。
頭皮ケア、育毛狙いであっても、実際に育毛効果が高い成分というのはあまりなく、頭皮の環境を若干良くする程度の代物と考えたほうが近いようです。
成分の刺激性が強いことや、ポリソルベート20をはじめとにかくコストをかけないように作っているあたりが印象的に残念なシャンプーでした。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。