解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
LIFELONGブランド名
REDEN(リデン)容量
100ml参考価格
1143円1mlあたり
11.4円JANコード
4589420290650ASIN
B0D9JH6CZR発売日
20240715KaisekiID
10780全成分
解析チームです。今回はLIFELONGから展開されている、REDENの『オールインワン スムースゲル』を徹底解析していきます。REDENといえば、男性向けスカルプケア市場で知られるブランドですが、今回の製品はあえてスキンケア領域に切り込んだ“攻めの一手”。セラミドやビタミンC誘導体、さらにはレチノール系成分を贅沢に盛り込みつつ、価格は税込1143円(100ml)というチャレンジングな設定。これはもう、検証しない手はありません。
REDEN オールインワン スムースゲルは、672製品中総合26位という好成績。素材レベル3.9点、安全性4.8点、保湿力3.9点と、安全性・保湿性能で頭一つ抜けています。特に注目すべきは、成分数35種類という構成力。類似価格帯では平均で20成分前後が主流であり、この点だけでも配合の意欲を感じます。さらに、ヒアルロン酸を3系統に渡って配合しているあたり、エイジングケアや男性のインナードライ肌にも的を絞った設計思想が読み取れます。
アカツメクサ花エキス:キャピキシルの基幹成分であり、男性ホルモン由来の脱毛因子「DHT」を抑制する5αリダクターゼのⅠ型・Ⅱ型両方に作用。女性ホルモン様作用を持つイソフラボンを多く含むことから、皮脂バランスや肌荒れにも好影響を与えるとされています。
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na:水溶性と脂溶性を兼ねたビタミンC誘導体。肌内部まで届き、抗酸化・美白・炎症抑制と三拍子揃った高機能成分。従来のビタミンCの数十倍の浸透率を誇ります。
パルミチン酸レチノール:肌のターンオーバーを促進し、シワやたるみへのアプローチが可能なビタミンA誘導体。ただし過剰使用で赤みや皮剥けなどの刺激が出るため、日常使いにおいては濃度設計がカギ。
加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル:キューピーが開発したヒアロリペア。肌バリアの隙間を埋めて、水分の蒸散を防止する設計。乾燥が気になる層に刺さる成分です。
アセチルヒアルロン酸Na:いわゆる“スーパーヒアルロン酸”。角層に長くとどまり、水分を保持する能力は従来比で約2倍。軽いテクスチャで高い保湿を実現できます。
本製品の強みは、第一に高密度なエイジングケア成分の配合です。レチノール系、ビタミンC誘導体、ヒアルロン酸3種という“美肌トリニティ”をこの価格で実現しているのは、同価格帯製品では非常に稀有。加えて、セラミド群(NG, NP, AP, EOP, AG)を5種類配合していることも特筆すべき点。これにより、肌の角層バリア再構築に効果的なアプローチが可能です。
一方で、レチノールの刺激性や、成分数が多いことによるアレルゲンリスクの懸念も残ります。また、口コミ評価では「ややべたつきを感じる」との声もあり、テクスチャに対する好みが分かれる可能性があります。
とはいえ、全体としては“攻めのスキンケア”を求める層にはかなりフィット。特に、シンプルだけど本格的な成分を求める男性層には刺さる製品設計です。
REDENのスムースゲルは、単なる“時短アイテム”の枠を超えて、成分設計そのものに緻密さが光るプロダクト。セラミド×ビタミンC×レチノールという“王道の布陣”をこの価格帯で提供していることは、正直驚きです。
また、刺激性が懸念されがちなレチノールに対し、ビタミンCとスーパーヒアルロン酸を同時配合することで、保湿によるバランス調整が効いている点も見逃せません。LIFELONGが毛髪領域で培った成分設計力が、スキンケアにも転化されている好例です。
使用シーン別のおすすめ度は以下のとおり:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。