Ingredient Analysis

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

成分 45件の商品に配合 ID: 537
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+30

安全性
+50

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
医薬部外品名パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
慣用名・別名APPS
INCI名Trisodium Ascorbyl Palmitate Phosphate
分子量545.45 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜6.5
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +40
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

脂溶性と水溶性の両方の性質を兼ね備えた両親媒性ビタミンC誘導体。パルミチン酸(C16脂肪酸)とリン酸基をアスコルビン酸に結合させることで、皮脂との親和性と水系への溶解性を両立。皮膚・毛包への浸透後にアスコルビン酸(ビタミンC)とパルミチン酸へ酵素的分解され、美白・抗酸化・コラーゲン合成促進・抗炎症作用を発揮。従来の水溶性VC誘導体より数十倍高い皮膚透過性を示すとされる高機能誘導体。

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naの解析

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naは、ビタミンC(アスコルビン酸)に高級脂肪酸であるパルミチン酸リン酸基を組み合わせた「両親媒性ビタミンC誘導体」である。水溶性でありながら油との親和性も高く、まるで「水にも油にも溶ける多才な橋渡し役」のような存在だ。

通常のビタミンCは不安定で酸化分解されやすく、皮膚への浸透性も低い。これを克服するために様々な誘導体が開発されてきたが、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naはその中でも特に皮膚透過性が高い部類に属し、従来の水溶性VC誘導体(APPSなど)と比較して数十倍の浸透速度を示すという報告がある。皮脂膜・角質・細胞膜のリン脂質二重層を通過しやすい構造設計が、この高い浸透性を実現している。

皮膚内部に到達すると、ホスファターゼおよびエステラーゼによって加水分解され、活性型のアスコルビン酸(ビタミンC)とパルミチン酸を遊離する。遊離したビタミンCは①メラニン生成酵素チロシナーゼの阻害による美白効果、②活性酸素の消去による抗酸化・抗炎症作用、③コラーゲン合成補酵素としての抗老化作用を発揮する。遊離したパルミチン酸も細胞膜の維持や皮膚バリア機能の補強に寄与する。

類似成分との比較でいえば、アスコルビン酸グルコシド(AA-2G)は安定性が高いが浸透性はやや劣る。3-O-エチルアスコルビン酸は浸透性に優れるが安定性に懸念がある。パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naは安定性・浸透性・安全性のバランスが優秀な点が最大の強みといえる。

ヘアケア製品への配合においては、頭皮の酸化ストレス軽減・炎症抑制に寄与し、毛母細胞の保護にも間接的に貢献する可能性がある。中国のデータでは留置型化粧品に最大1.1%配合されており、0.5〜1%程度の濃度で十分な効果を発揮する。安全性は高く、皮膚刺激・感作性リスクは低い。日本では医薬部外品の美白有効成分としても認められており、スキンケア・ヘアケアの両領域で活用できる優秀な機能性成分である。

相性の良い成分

ビタミンE フェルラ酸 トラネキサム酸

相性の悪い成分・混合注意

銅塩類 エタノール高濃度

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45件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)