解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サイズ (cm)
サブカテゴリ
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メーカー
ネイチャーラボブランド名
MARO(マーロ)容量
400ml参考価格
1018円1mlあたり
2.5円JANコード
4582469490944ASIN
B01CCDQZ56発売日
2016-03-12KaisekiID
10963全成分
解析チームです。暑い夏が続く中、頭皮のベタつきや匂いが気になるメンズの皆さんも多いでしょう。そんな時に強い味方となるのが、クール系シャンプーです。今回解析するのは、ネイチャーラボが展開する人気メンズケアブランド「MARO」のデオスカルプシャンプークールタイプ。MAROブランドは、2016年の発売開始から約8年の歴史を持ち、『あきらめるなよ。男だろ。』をブランドメッセージとして、常に新しい視点で製品開発を行っているメンズヘアケアブランドです。近年では、King Gnu常田大希氏やVERDYとのコラボレーションも話題となり、単なるヘアケアを超えたライフスタイル提案ブランドとして注目を集めています。本製品は、そのMAROシリーズの中でも特に強力な洗浄力と持続する清涼感を特徴とし、400mlで1,018円というコストパフォーマンスの良さも魅力の一つです。医薬部外品として厚生労働省の認可を受けており、有効成分による効果効能も期待できるこの製品について、配合成分46種類の詳細な分析から見えてくる真の実力を解き明かしていきましょう。
本製品は解析ドットコムでの総合ランク2,077位(3,036製品中)、総合点5点満点中2.11点という評価を受けています。これは全製品の約32%に位置し、平均的な水準を若干下回る結果となっています。しかし、注目すべきは洗浄力が4.5点と非常に高い評価を得ている点です。一方で、洗浄剤の品質は1.6点と低く、これは主成分にラウレス硫酸Naが配合されていることが影響しています。
[1][2]ECサイトでの実績を見ると、シャンプー部門で28位(上位0.03%)、育毛・養毛用シャンプー部門では4位(上位0.24%)という優秀な売上順位を記録しています。先月の購入数は2,000個を超え、直近90日間の売上増減率は19%のプラス成長を示しており、市場での実際の評価は非常に高いことが分かります。
[3]使用感については3.2点と平均的な水準で、スカルプケア力は3.1点となっています。これは配合されている頭皮ケア成分の効果によるもので、カキタンニンや硫酸亜鉛などの収れん効果、各種海藻エキスによる保湿効果が評価されています。口コミでの評価点は5点満点中4.2点という高評価で、実際のユーザー満足度の高さを物語っています。
[4][3]価格面では、400mlで1,018円という設定によりコスパ評価2.83点と、この価格帯では良好な結果を示しています。業界平均と比較すると、メンズシャンプー市場では1,500円〜3,000円程度が主流である中、1,000円強という価格設定は明らかに優位性があります。
[3]本製品の洗浄力の高さを支える主力成分です。分子量を大きくすることで肌への浸透性を防ぎながらも、強力な洗浄力を維持している改良型界面活性剤です。研究によると、18%以下の濃度では重大なトラブルは見受けられず、60年以上の使用実績により安全性が確立されています。泡立ちが最高級に強く、硬水中でも安定した洗浄効果を発揮する点が特徴です。ただし、必要以上に脱脂してしまう傾向があるため、短時間での洗浄と速やかな濯ぎが推奨されます。
[5][1]柿渋から抽出される天然消臭剤で、緑茶タンニンの数倍の微生物抑制効果を持つことが研究で確認されています。カキタンニンは縮合型タンニンで、数多くのフェノール性水酸基が各種悪臭成分と科学的に結合して消臭効果を発揮します。奈良県立教育研究所の研究では、カキタンニン粉末がアセトアルデヒドに対して49%の減衰率を示し、ブランクと比較して25%の差を確認、明確な消臭効果が実証されています。体臭予防効果についても、男女ともに平均値に有意差が認められています。
[6][7][8]メントールは皮膚表面の冷感受容体「TRPM8」を刺激し、爽快感や軽い麻痺作用によって一時的にかゆみや熱感を和らげる効果があります。本製品にはメントールに加えてメントキシプロパンジオールも配合されており、これは無臭で冷感を付与する成分です。資生堂の研究によると、カチオン性成分と組み合わせることで冷感センサーのはたらきを高め、冷感効果を増強・持続させることが確認されています。また、血行促進効果により頭皮の健康維持にも寄与します。
[9][10][11][12]医薬部外品の有効成分として、毛穴の引き締め作用で頭皮の皮脂量をコントロールし、頭皮環境を改善する効果が期待できます。硫酸亜鉛には防腐作用や殺菌作用があり、毛細血管を収縮させて炎症を抑える作用も確認されています。抗菌効果により粘膜の常在菌の繁殖による頭皮トラブルを予防・改善する働きも持っています。薬用のスカルプシャンプーにおいて、抗菌効果と収れん作用を狙った配合となっています。
[13][14]環状構造により皮膚への浸透性が高く、ジグリコール部分の保湿効果と相まって、肌の奥深くまで潤いを与えることができる保湿成分です。化粧崩れ防止や肌バリア機能の向上など、肌の健康維持に効果的で、メントールなどの清涼感を持続させる効果も確認されています。水にも油にも溶ける両親媒性のエステルで、有効成分をより肌や髪に浸透させる働きがあり、べたつきがなくサラサラ感が続く特徴を持っています。
[15][16]メリット:強力な洗浄力と持続する清涼感
本製品の最大の魅力は、4.5点という非常に高い洗浄力評価にあります。ラウレス硫酸Naをメインとしながらも、ココイルグルタミン酸TEAやラウロイルメチルアラニンNaなどのアミノ酸系洗浄剤も配合することで、洗浄力とマイルドさのバランスを図っています。特に皮脂分泌の多い男性や、運動後のベタつきが気になる方には理想的な処方です。
[17]清涼感においては、メントールとメントキシプロパンジオールの組み合わせにより、瞬間的な爽快感だけでなく持続性も実現しています。資生堂の研究データでは、適切な処方により清涼感持続時間が23%延長されることが確認されており、本製品でも同様の効果が期待できます。また、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールの配合により、清涼感の持続性がさらに向上しています。
[11][15]コストパフォーマンスの観点では、400mlで1,018円という価格設定は市場平均の約60%程度であり、継続使用しやすい価格帯を実現しています。ECサイトでの売上実績や口コミ評価4.2点という数値が、実際のユーザー満足度の高さを証明しています。
デメリット:乾燥リスクと刺激性
一方で、洗浄剤の品質評価が1.6点と低い点は見逃せません。これは主にラウレス硫酸Naの配合によるもので、必要以上に脱脂してしまい髪や肌の乾燥を招きやすいという欠点があります。シャンプー解析の専門家からも「短時間の洗浄・速やかな濯ぎをするべき」との指摘があり、使用方法に注意が必要です。
[1]また、強い清涼感成分の配合により、敏感肌や乾燥肌の方には刺激が強すぎる可能性があります。メントールの過剰な刺激は痛みを引き起こすこともあり、肌の状態によっては注意深い使用が求められます。特に、すでに頭皮トラブルが起きている方は専門家への相談が推奨されます。
[10][12][9]成分構成から見ると、保湿力が2.8点、髪補修力が1.9点と、洗浄後のケア成分が相対的に少ないことも課題です。強力な洗浄力に対して、それを補うコンディショニング効果が不足している可能性があります。
[3]MARO デオスカルプシャンプー クールは、まさに「強洗浄×持続清涼感」をコンセプトに開発されたメンズ特化シャンプーです。確かに洗浄剤の品質評価は決して高くありませんが、その分野でのストロングポイントは明確で、実際の市場での評価がそれを物語っています。
特に注目したいのは、カキタンニンによる確実な消臭効果です。研究データで49%の減衰率を示すこの成分により、気になる頭皮の匂いを根本からケアできる点は、他の製品との明確な差別化要素となっています。また、メントールとメントキシプロパンジオールの組み合わせによる持続性のある清涼感は、暑い季節や運動後のリフレッシュに最適です。
硫酸亜鉛による毛穴引き締め効果と皮脂コントロール機能は、まさにメンズの頭皮悩みに直球で応える処方といえるでしょう。1,000円強という価格設定も、気軽に試せて継続しやすい絶妙なバランスです。
ただし、乾燥肌や敏感肌の方は注意が必要です。強力な洗浄力と清涼感は諸刃の剣でもあり、肌質に合わない場合は刺激やつっぱり感を感じる可能性があります。使用の際は短時間での洗浄を心がけ、必要に応じてコンディショナーやトリートメントでのアフターケアを検討してください。
使用シーン別推奨度:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。