解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社阪本高生堂ブランド名
ウルフマンWOLFMAN容量
600ml参考価格
3960円1mlあたり
6.6円JANコード
4989828006400発売日
20230215KaisekiID
8956全成分
ウルフマン シャンプーの解析です。ウルフマン シャンプーはWOODYな香りが特徴で、通常使う10倍の香料が入っているため、魅力的な香りがほのかに辺りに漂います。
かなり香り重視なシャンプーであることは間違いありませんが、洗浄剤のクオリティなど、シャンプーとしての実力はどの程度でしょうか。
ウルフマン シャンプーは、ラウレス硫酸Naとラウリル硫酸TEAが主体となっているシャンプーです。脱脂力が強く、髪や頭皮の乾燥を引き起こす食器洗剤のような構成ですね。ラウリル硫酸TEAにいたっては浸透性が強いため、金属洗浄のような工業的な洗浄剤に近い強力すぎる素材です。
香りが10倍なだけでなく、洗浄力もひょっとしたら何倍というようなシャンプーであることがわかります。
このシャンプーのもう1つの特徴は、植物エキスが豊富に配合されていることです。カワラヨモギ花エキス、ニンニクエキス、紫蘇葉エキスなど、育毛効果や抗炎症作用、抗菌作用などのメリットがある成分が含まれています。ただし、これらの成分のメリットを享受できるのは、洗浄剤が大暴れしない限りです。洗浄力が強すぎる場合、これらの植物エキスのメリットが台無しになってしまうことがあります。とくに、ラウリル硫酸塩のような成分が配合されているケースでは、デメリットの方が圧倒的に目立ってしまいますね。
ウルフマンシャンプーは、強力で浸透する洗浄力が特徴です。植物エキスのメリットはもはや存在しないと言っても過言ではなく、洗浄力が圧倒的に強いです。香りが非常に強いという点が最初に感じられると思いますが、このシャンプーの特徴は洗浄力にあります。市販の安いシャンプーをも凌駕するほどの強烈な洗浄力が持ち味です。そのため、単純に言えば、洗浄力を求める人向けのシャンプーと言えます。ただし、その洗浄力が強すぎるため、皮脂の多い男性であっても、このシャンプーが適しているケースは少ないでしょう。脂漏性皮膚炎などの症状を持つ人に、短期間の使用といったケースしかお勧めできません。
このシャンプーのもう一つのデメリットは、低コストな洗浄剤にもかかわらず、4000円近くもすることです。その値段に見合ったクオリティーとは言い難く、10倍配合されているという香りの強さ目当てである場合や、このブランドの特別なファンでない場合、積極的にこのシャンプーを選ぼうという動機が見つかりにくいでしょう。
ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸TEAのシャンプーで、ジステアリン酸グリコールでパール状の見た目、といった 低コストシャンプーの王道のような作りながら、4000円近いという高額なシャンプーです。基本的にはお勧めするポイントがないため、取り立てて論ずることはありませんが、香り成分が通常よりも10倍程度多く配合されている点に魅力を感じる方もいるかもしれません。ただし、その香料にはアレルギー反応や皮膚刺激の原因となる可能性があるため、多ければ良いというわけではありません。過去には香害という問題も起きたことがあります。このシャンプーについては、偏った作りをしているため、好みが分かれるかもしれませんが、基本的にははみ出し者的な位置づけだと考えられます。変わったシャンプーが好き、という方は試す価値があるかもしれません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。