Ingredient Analysis

ラウリル硫酸TEA

アニオン界面活性剤 22件の商品に配合 ID: 7076
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-50

安全性
-20

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名ラウリル硫酸TEA
医薬部外品名ラウリル硫酸トリエタノールアミン
慣用名・別名ラウリル硫酸塩、TEAラウリル硫酸塩
INCI名TEA-Lauryl Sulfate
化学式C18H39NO4S
分子量445.56 Da
由来半合成
推奨配合濃度2〜5%
適正pH域5.0〜8.0
EWGスコア8/10
コメドジェニック度3/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ アニオン界面活性剤
ラウリル硫酸TEAの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 -20
成分の素材品質・配合価値
安全性 -50
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -40
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ラウリルアルコールの硫酸エステルとトリエタノールアミン(TEA)の塩。アニオン界面活性剤に分類される強力な洗浄剤。分子量が小さく皮膚バリアを貫通して浸透し、根こそぎ脱脂する特性を持つ。泡立ちは良好で硬水中でも安定するが、皮膚刺激性・肌荒れリスクが非常に高く、継続使用でバリア機能を著しく損なう。後発のラウレス硫酸塩系に置き換えられつつある旧来型洗浄剤の代表格。

ラウリル硫酸TEAの解析

ラウリル硫酸TEAは、ラウリルアルコールの硫酸エステルとトリエタノールアミン(TEA)が結合したアニオン(陰イオン)系界面活性剤です。かつては石けんが使えない硬水地域でも泡立ち・洗浄力が安定する画期的な成分として登場し、シャンプーや洗顔料に幅広く使われました。酸性域でも使用できるという石けんにはない柔軟性も評価されましたが、その裏には深刻なリスクが隠れていました。

最大の問題は分子量が非常に小さいことです。ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)と同様の疎水鎖(C12)を持ちながら、TEA塩にすることで水溶性や泡立ちを調整したものの、皮膚バリアを貫通して浸透する能力はほぼ変わりません。食器の油汚れをごっそり落とすように、頭皮や肌の必要な皮脂・セラミド・天然保湿因子まで一掃してしまいます。まるで精密機械をスチームクリーナーで洗浄するようなもので、確かに汚れは落ちますが、壊れるものまで壊れてしまうのです。

皮膚科学的な観点では、ラウリル硫酸塩類は皮膚刺激性の標準陽性対照物質として研究に使われるほど、その刺激性は「既知・確立されたもの」として扱われています。バリア機能を破壊することで、アレルゲンや微生物の侵入を促進し、乾燥・赤み・かゆみ・湿疹などの慢性的な肌荒れを誘発するリスクがあります。敏感肌・乾燥肌の方はもちろん、健常肌でも継続使用で影響が積み重なることが懸念されます。

この問題が広く認識されるようになったことで、ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)など、エチレンオキシドを付加して分子量を大きくした後継成分が主流に移行しました。SLESは皮膚への浸透性が低く、刺激性もやや軽減されています。ただし、SLESも刺激がゼロではないため、アミノ酸系・ベタイン系洗浄剤との比較では依然として注意が必要です。

現在もコスト重視の製品に配合されるケースがあり、シャンプー・洗顔料・ボディウォッシュの全成分表示で「ラウリル硫酸TEA」の記載がある場合は選択を慎重にすることが推奨されます。特に乳幼児用・頭皮ケア用・敏感肌向け製品への配合は、現代の配合設計としては適切とは言い難い成分です。

相性の悪い成分・混合注意

アルコール類、グリセリン、カチオン界面活性剤

ラウリル硫酸TEAを含む商品ランキング

22件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)