解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
S・Sブランド名
ノストラム容量
150ml参考価格
5500円1mlあたり
36.7円JANコード
5205851700047KaisekiID
8139全成分
洗い流さないトリートメントスプレー、とのことですが、様々な制約があるこのジャンルで果たしてメリットのある商品となるのでしょうか。
このノストラム ヘアリキッドコンディショナーの特徴を早速見ていきましょう。
という内容です。
順を追って見ていきましょう。
こちらの製品、メーカーはS.S。はてなですね。まぁメーカー云々より、このブランドはこういう性格なのだな、というのが全成分がひしひしと伝わってきますので、よくよく続きを読んでみてください。
まず、洗い流さないのに、カチオン界面活性剤ベースなんですね。これはすごいですね。
もう安全性無視。驚くほどのリスキーな製品です。
何がリスキーかといえば、カチオン界面活性剤を洗い流さないとハゲる可能性があるんです。
実際、カチオン界面活性剤の4級は0.1%で脱毛剤の主役となれる能力を持っています。
ですから、普通に考えて洗い流さないのはとっても怖い成分なんですよ。また、ラウリル硫酸Naよりも強いタンパク変性作用がありますので、肌荒れさせる能力は飛び抜けています。
この成分がなぜ使われるかといえば、髪のダメージ部分に集中的にくっついて、ダメージケアのベースを作ってくれるから。
これは、洗い流すからこそ安全に役立てるわけで、洗い流さないのでは話が変わってしまいます。
そして、乳化剤?としてラウレス硫酸Na配合。はい。これもいらないですね。というかカチオン+アニオン界面活性剤という組み合わせによって、難溶性のこびりつきが発生します。
これが使うたびに蓄積することで、髪の質感はどんどん悪くなるということになります。
安っぽいトリートメントで時々ある手法ですが、このトリートメントは悪びれもせず使ってる、という感じですね。しかも、洗い流さないですから。
唯一良いのは、紫外線吸収効果が高いということ。
これは、紫外線吸収剤の組み合わせがまずまず良く、酸化刺激も心配ないことからメリットとなる要素と見ていいでしょう。
このスプレーの唯一くらい良い点です。
しかし、クマリンという光毒性成分をそのまま配合しているというオチで、やっぱり普通に良くない。
良くない成分が入っていて、しかも洗い流さない。これは輪をかけて良くない。
このトリートメントは、むしろ全体がデメリットと言っても過言ではなく、洗い流さないでOKと言いつつとんでもないリスクを消費者に浴びせかけているではありませんか。
驚異的な値段の高さも相まって、まったくオススメする要素なし、買うだけ損と言うレベルの商品です。
髪がつるつるになれば、肌や頭皮は傷んでも一向にかまわない、そんな考えに基づいているとしか思えないような設計です。
これほど安易でやばいスプレーはなかなかありません。
洗い流さない製品は通常何重にもリスクのないよう安全を前提に作られるのが常ですが、たまにこうしたリスク度外視系の製品を目にします。
まったくおすすめしませんからね。
おすすめしないというより、むしろ危険と言うレベルなので、覚悟の上で使われることを推奨します。
ある意味ですごい。よくこのようなものを世に送り出そうと思えたな、と感心してしまいました。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。