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総合点

-0.13

総合ランク

597個中 585

成分数

23

植物エキスの数

1

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

<0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

1
ノストラム ヘアリキッドコンディショナー リーブイン解析チャート
販売元による宣伝文
●有機アルガンオイル※1とオリーブオイル※2のヘアコンディショナースプレー。
●ダメージを受けた髪を保護しながら、保湿します。
●特に太陽や海などでダメージを受けやすいシーンではお勧めです。
●外出先でも、お風呂上りでも、気になるときにいつでも使用できる洗い流し不要のスプレータイプ。
※1)アルガニアスピノサ核油。
※2)オリーブ果実油:いずれも保湿、保護成分。
ノストラム ヘアリキッドコンディショナー リーブイン解析チャート
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ノストラム ヘアリキッドコンディショナー リーブインの解説

やべぇヘアスプレーきた。

概要

洗い流さないトリートメントスプレー、とのことですが、様々な制約があるこのジャンルで果たしてメリットのある商品となるのでしょうか。

このノストラム ヘアリキッドコンディショナーの特徴を早速見ていきましょう。

  • カチオン界面活性剤ベース。
  • ラウレス硫酸Naも配合。
  • 紫外線吸収効果は大。
  • 光毒性成分あり。

という内容です。

順を追って見ていきましょう。

メーカーについて

こちらの製品、メーカーはS.S。はてなですね。まぁメーカー云々より、このブランドはこういう性格なのだな、というのが全成分がひしひしと伝わってきますので、よくよく続きを読んでみてください。

どんな商品?詳しく解析

まず、洗い流さないのに、カチオン界面活性剤ベースなんですね。これはすごいですね。

もう安全性無視。驚くほどのリスキーな製品です。

何がリスキーかといえば、カチオン界面活性剤を洗い流さないとハゲる可能性があるんです。

実際、カチオン界面活性剤の4級は0.1%で脱毛剤の主役となれる能力を持っています。

ですから、普通に考えて洗い流さないのはとっても怖い成分なんですよ。また、ラウリル硫酸Naよりも強いタンパク変性作用がありますので、肌荒れさせる能力は飛び抜けています。

この成分がなぜ使われるかといえば、髪のダメージ部分に集中的にくっついて、ダメージケアのベースを作ってくれるから。
これは、洗い流すからこそ安全に役立てるわけで、洗い流さないのでは話が変わってしまいます。

そして、乳化剤?としてラウレス硫酸Na配合。はい。これもいらないですね。というかカチオン+アニオン界面活性剤という組み合わせによって、難溶性のこびりつきが発生します。

これが使うたびに蓄積することで、髪の質感はどんどん悪くなるということになります。

安っぽいトリートメントで時々ある手法ですが、このトリートメントは悪びれもせず使ってる、という感じですね。しかも、洗い流さないですから。

唯一良いのは、紫外線吸収効果が高いということ。

これは、紫外線吸収剤の組み合わせがまずまず良く、酸化刺激も心配ないことからメリットとなる要素と見ていいでしょう。

このスプレーの唯一くらい良い点です。

しかし、クマリンという光毒性成分をそのまま配合しているというオチで、やっぱり普通に良くない。

良くない成分が入っていて、しかも洗い流さない。これは輪をかけて良くない。

デメリットは?

このトリートメントは、むしろ全体がデメリットと言っても過言ではなく、洗い流さないでOKと言いつつとんでもないリスクを消費者に浴びせかけているではありませんか。

驚異的な値段の高さも相まって、まったくオススメする要素なし、買うだけ損と言うレベルの商品です。

髪がつるつるになれば、肌や頭皮は傷んでも一向にかまわない、そんな考えに基づいているとしか思えないような設計です。

まとめ

これほど安易でやばいスプレーはなかなかありません。

洗い流さない製品は通常何重にもリスクのないよう安全を前提に作られるのが常ですが、たまにこうしたリスク度外視系の製品を目にします。

まったくおすすめしませんからね。

おすすめしないというより、むしろ危険と言うレベルなので、覚悟の上で使われることを推奨します。

ある意味ですごい。よくこのようなものを世に送り出そうと思えたな、と感心してしまいました。