解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
S・Sブランド名
ノストラム容量
300ml参考価格
2200円1mlあたり
7.3円JANコード
5205851700016KaisekiID
8142全成分
強気な値段設定のノストラム。そのシャンプーは、果たしてコストに見合った見返りを求められるのでしょうか。
ノストラムのコンディショナー、ヘアマスクはかなり残念なものでしたが・・。
はい、ノストラムらしいといえばらしいですが、やっぱり低コストな作りなのがバレバレです。
ラウレス硫酸Na、塩化Na、コカミドプロピルベタインという安物の王道みたいな作りは当然として、それ以外にほとんど高級感を少しでも出そうという素材さえ含まないという徹底ぶり。
これって本当に安物だなぁ、という感じが滲み出ている全成分なんですね。
ノストラムブランドは、株式会社S・Sから発売されています。株式会社S・Sは、あの横浜ランドマークタワーに本社のある会社のようですね。
その株式会社S・Sが、ギリシャ メディテラニアン コスメティックス社のブランドであるノストラムを販売している、ということらしいです。
ということで地中海産天然素材を用いた製品づくりが魅力、ということですね。
このシャンプーは基本的にチープなのですが、元がギリシャのブランドということを考慮するならば、欧州の硬水環境でもしっかり洗えることを重視した可能性はありますね。
日本のように軟水環境ではないので、ただでさえ泡立ちにくい硬水でしっかり洗うために、ラウレス硫酸Naベースのシンプルな構成にした、というなら説得力があります。
もちろん、良質なシャンプーで泡立ちをしっかり出す、ということは全然可能となっていることは言い添えておきますが。
少しばかりラウロイルサルコシンナトリウムを添加し、さらなる泡立ちを出そうとしているのもそれなら納得です。
他には、非イオン界面活性剤ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルを添加して潤滑性を、PEG-12ジメチコンも同じく潤滑性を付与しようとしていますね。
これだけ粗雑な洗浄剤環境では、髪がギッシギシになってしまうのでこのへんのコンディショニング成分は必須ということでしょう。
そして、香り素材が色々と配合されて完成。
あ、あと地中海産のアルガンオイルとオリーブオイル配合というのを忘れてはいけませんね。どこ産だとしても、このシャンプーの中で果たせる役割には限界がありますが。
なんといっても洗浄力がいたずらに高いことが問題になりそうです。
日本は先程も述べたとおり、軟水環境なので、洗浄力の強さが弱まることなくダイレクトにぶつかってしまいます。
それを考慮すると、ギリシャでは良くても日本にわざわざ持ってきて使うほどのものかなぁ、という印象ですね。
ふつうに市販のよくあるシャンプーの方が格段にマシ、と言ったらそれまでです。
逆に、日本製のシャンプーはよく考えられているな、という事も言えると思います。
環境に合わせて最適化されるように、日本では日本の環境に合った製品つくりがされているのがよくわかりますね。必ずしもすべてがそうではないですが。
このギリシャ産のシャンプーも、ギリシャでは重宝されているかもしれません。
しかし、日本では厳しいですね。光毒性のクマリンが添加されているなど、脇の甘さも感じます。
そして、高額。高額な割に、得られるメリットがあまりに少ないと感じます。
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