解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
スタイルクリエイションジャパンブランド名
ISM容量
600ml参考価格
1760円1mlあたり
2.9円JANコード
4560483288846KaisekiID
7375全成分
このクオリティーでサロンクオリティーシャンプーと言い切れるあたりが只者じゃありません。
今時市販の安いシャンプーでも、ここまであからさまに安っぽいベースにはしない風潮がありますが、ISM自称サロンクオリティーシャンプーは安物の王道を行く覚悟が決まっています。
ラウレス硫酸Na、コカミドDEA、塩化Na、コカミドプロピルベタイン、香料! 絵に描いたような量産型低コストシャンプー。まじりっけなし。純粋な安物、逆に清々しい気持ちさえします。
ベースの部分に関しては、1ミリもサロンクオリティを感じさせなかったISMシャンプー。
ただ、それらしい雰囲気を醸し出したかった痕跡が添加剤の部分に見られます。
ヘマチン、キトサン、アサイーエキス、ヒアロベール、ケラチン、セラミド。。
どうやら、補修成分の配合に注力したということはわかりました。
このおかげで、仕上がりにある程度のハリコシ効果や、指通りの良さを感じさせることができるでしょう。
キトサンは人口皮膚にも使われる成分で、ダメージ部分に吸着しコーティング及び保湿作用を付与します。
ヘマチンが髪のタンパク質を強化する,また過酸化水素除去効果や防臭作用などを残す特徴があり、このあたりでやっとサロンクオリティらしきものを見ることができます。
ただし、これだけといえばこれだけなんですね
少し説明させてもらった通り、基本的には王道の低コストシャンプーに毛が生えた程度の出来栄えです。
サロンクオリティには程遠く,しかし市販の超安物シャンプーに比べればマシ、という程度でしょう。
よくある市販の大手のシャンプーには、少なくとも洗浄剤の部分では大きく見劣りします。
このような内容では、プロデュースしたであろう美容室の品格が疑われるのではないか、という余計な心配が浮かんできてしまうこの頃です。
まぁ、サロンプロデュースのシャンプーはほとんどこのパターンですから、今更驚きもしませんが、こんなんで本当にGOサインを出す気持ちも同時によくわかりません。
自分がもしこの製品に携わったとしたら、この内容では恥ずかしくて世に出せないと思うのであります。
コスト的な制約もかなりあったものと思われますが、サロンクオリティと謳うのであればお得なことを強調してどうするという気がするのは自分だけでしょうか。
シャンプーというものにもっと真剣に取り組まれる美容室が増えることを切に願って結びたいと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。