Ingredient Analysis

ココイルグリシンNa

アニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 8806
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-15

安全性
+10

素材の品質
-20

使用感
基本情報
成分名ココイルグリシンNa
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸グリシンNa
INCI名Sodium Cocoyl Glycinate
化学式C14H26NNaO3(ラウロイルグリシンNa主成分、ミックス脂肪酸のため組成は幅あり)
分子量293.33 Da
由来植物性,合成
推奨配合濃度1〜3%
適正pH域4.5〜7.0
EWGスコア3/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ アニオン界面活性剤
ココイルグリシンNaの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -15
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +40
環境負荷・生分解性の評価

概要

ココナッツ脂肪酸とグリシン(最小アミノ酸)のナトリウム塩からなるアミノ酸系アニオン界面活性剤。アミノ酸系に分類されながら洗浄力・起泡力ともに石鹸に近く、他のアミノ酸系洗浄剤より強力な脱脂力を示す。生分解性に優れ環境負荷は低いが、洗浄後のつっぱり感が出やすく乾燥肌・敏感肌には注意が必要。

ココイルグリシンNaの解析

ココイルグリシンNaは、ヤシ油由来の脂肪酸(ラウリン酸主体のココナッツ脂肪酸)と最も構造が単純なアミノ酸であるグリシンを縮合させたナトリウム塩で、アシルグリシン塩(Acyl Glycinate)に分類されるアニオン界面活性剤です。洗顔料・シャンプー・ボディソープ・クレンジングなど幅広いリンスオフ製品に配合されています。

最大の特徴は、アミノ酸系に分類されながら石鹸に匹敵する強い洗浄力・起泡力を持つことです。グリシンは最小構造のアミノ酸であり、アシル基(疎水部)の性質が分子全体に強く反映されるため、ラウリン酸Naと同等レベルの泡量が確認されています。他のアミノ酸系洗浄剤(ラウロイルグルタミン酸NaやラウロイルメチルアラニンNaなど)と比べると洗浄力は明らかに強く、「アミノ酸系=マイルド」という一般的なイメージは当てはまりません。

洗浄後の仕上がりは石鹸的でさっぱり・つっぱり感が残りやすく、皮脂を効率よく除去するためオイリー肌や夏場の使用には向きますが、乾燥肌や敏感肌では過剰な皮脂除去により肌荒れ・バリア機能低下が懸念されます。安全性については20年以上の使用実績があり、化粧品配合濃度・通常使用下では重大な皮膚刺激や感作の報告は見当たらず、石鹸と比較すると刺激は若干低いとされています。また硬水耐性があり金属石鹸を形成しない点や、中性〜アルカリ領域でクリーミーで弾力ある泡を生成する点は実用面で優秀です。

原料がヤシ油と天然アミノ酸由来であるため生分解性に優れ、環境負荷は比較的低いとされます。「硫酸塩フリー」配合を訴求した製品でよく採用されており、従来の石鹸愛好者が環境配慮型製品へ移行する際の橋渡し的存在としても機能しています。ただし「アミノ酸系だから優しい」という誤解が生まれやすく、実際の洗浄強度を踏まえた処方設計・使用選択が重要です。

相性の良い成分

グリセリン BG ペンテネジオール

相性の悪い成分・混合注意

強酸性pH調整剤 高濃度陽イオン界面活性剤

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