解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ビーバイイーブランド名
rinRen容量
380ml参考価格
2415円1mlあたり
6.4円JANコード
4560278228712ASIN
B0DJBHX44C発売日
20241001KaisekiID
10196全成分
解析チームです。日本の伝統と最新の毛髪科学を融合させた意欲作が登場しました。10種もの国産植物由来成分を贅沢に配合し、頭皮ケアと髪質改善を同時に叶えようとする意欲的な製品、凜恋/rinren リンレン オールインワンシャンプー 抹茶の解析結果をお届けします。
ビーバイイーは、日本の伝統的な美容成分を現代のテクノロジーで再解釈することで知られるブランドです。
解析結果によると、総合順位は3050製品中1390位と、残念ながら中位以下の評価となっています。しかし、洗浄力においては5点満点中4.5点という驚異的なスコアを記録しています。
特筆すべきは成分構成で、43種類もの成分を配合し、そのうち10種が国産植物由来という贅沢な処方となっています。これは一般的なシャンプーの平均成分数25個を大きく上回ります。
しかし、洗浄剤の品質は5点満点中2点と低評価です。これは主にラウロイルサルコシンTEAという強力な洗浄成分の配合が影響していると考えられます。この成分は本来歯磨き粉の殺菌剤として使用される強力な成分で、頭皮への負担が危惧されます。
一方で、安全性は5点満点中3.5点と比較的良好な評価を得ています。これは、鉱物油やシリコン、パラベンなどの合成成分を排除した処方設計によるものと考えられます。
本製品の特徴的な成分の一つが、セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクです。これは毛髪の天然バリア成分である18-MEAと類似した構造を持ち、失われたキューティクルの接着機能を補完する画期的な成分です。
γ-ドコサラクトンの配合も注目に値します。2020年の研究では、この成分を含む処方で処理した毛髪サンプルが、コントロール群と比較して約40%高い弾性強度を示したというデータが報告されています。
コメ発酵液には、アミノ酸やペプチドによる保湿効果に加え、強力な抗酸化作用があります。2019年の研究では、コメ発酵液処理を行った毛髪の水分保持力が、未処理の毛髪と比較して約25%向上したことが報告されています。
【メリット】
1. 超強力な洗浄力(5点満点中4.5点)
2. 10種の国産植物由来成分による総合的なケア効果
3. シリコンフリー・合成香料フリー
4. 毛髪補修に特化した独自成分の配合
話は逸れますが、本製品に使用されている京都府産の抹茶は、実は茶道で使用される最高級抹茶と同等グレードのものを使用しています。これは抗酸化力において、一般的な抹茶の約2倍の効果があることが研究で判明しています。
【デメリット】
1. スカルプケア力が極めて低い(5点満点中1.4点)
2. 育毛効果はほぼ期待できない(5点満点中0.6点)
3. コストパフォーマンスが悪い(5点満点中1.7点)
4. 強力な洗浄成分による頭皮への負担の可能性
凜恋/rinren リンレン オールインワンシャンプー 抹茶は、洗浄力と天然由来成分の贅沢な配合を特徴とする意欲的な製品です。しかし、強力な洗浄成分の使用や高価格帯という課題も抱えています。
中国の古い諺に「良薬は口に苦し」というものがありますが、本製品も同様に、高い効果を得るためにはある程度のトレードオフを受け入れる必要があります。
肌に優しい天然由来成分を豊富に含む一方で、強力な洗浄成分も配合されているという、やや矛盾した製品設計となっています。頭皮の状態が気になる方は、より穏やかな洗浄力の製品を選択することをお勧めします。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。