解析結果
総合点
2.87総合ランク
2997個中 636位成分数
43植物エキスの数
2コスパ
0安全性
0素材の品質
0洗浄剤の品質
0洗浄力
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
3注意が必要な素材
0メーカー
ノイン株式会社ブランド名
yarden(ヤーデン)容量
400ml参考価格
2240円1mlあたり
5.6円JANコード
4582579641212ASIN
B0CYFRQVBT発売日
20240319KaisekiID
9709全成分
こんにちは、解析チームです。今回は、ノイン株式会社のヤーデン ハイダメージケア シャンプーについて、毛髪科学や製剤学の観点から多角的に分析した結果をお伝えします。ブリーチや縮毛矯正で傷んだ髪のケアを謳うこの商品、果たしてその実力やいかに?さっそく見ていきましょう。
解析の結果、ヤーデン ハイダメージケア シャンプーは総合ランキングで510位(全2929製品中)、総合点は5点満点中3.06点という評価になりました。特筆すべきは、使用感の高さ(5.7点)と安全性の高さ(5.4点)です。一方で、洗浄剤の品質は1.9点と低めの評価となっています。
このシャンプーの特長は、豊富なコンディショニング成分にあります。ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)、γ-ドコサラクトン、メドウフォーム-δ-ラクトンなど、毛髪補修に効果的な成分が配合されており、ダメージヘアのケアに期待ができそうです。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(通称ペリセア)は、世界初のジェミニ型両親媒性物質として注目を集めています。洗浄剤の刺激を和らげるだけでなく、毛髪内部に浸透してダメージ修復や毛髪強度アップなど、多岐にわたる効果を発揮します[1]。
γ-ドコサラクトンは、毛髪にハリ・コシを与える成分として知られています。揮発性タイプと浸透性タイプがあり、このシャンプーではおそらく浸透性タイプが使われているものと推測されます[2]。
一方、洗浄成分に目を向けると、ラウロイルサルコシンTEAやココイルグリシンNaなど、比較的洗浄力の強いアミノ酸系洗浄剤が使われています。ハイダメージ髪には少し刺激が強いかもしれません。
メリットは、何といっても保湿力の高さでしょう。保湿成分の配合バランスが良く、ダメージヘアの手触りを改善してくれそうです。使用感の高評価(5.7点)も納得です。
デメリットとしては、洗浄力がやや強めという点が挙げられます。アミノ酸系とはいえ、ラウロイルサルコシンTEAなどの界面活性剤は脱脂力が高く、ハイダメージヘアには負担になる可能性があります[3]。
ちなみに、有効成分の浸透を助ける役割のヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルは、洗浄力が高すぎるとその効果が十分に発揮できないとの研究報告もあります[4]。
ヤーデン ハイダメージケア シャンプーは、保湿力の高さと豊富なコンディショニング成分が魅力の製品です。使用感は非常に良さそうですが、洗浄力がやや強めなので、ハイダメージ髪には注意が必要かもしれません。総合的には、コスパの高さも含め、一度は試してみる価値のある商品と言えるでしょう。
以上の点をまとめると、このシャンプーの特長は次の3つです。
参考文献:
[1] Iwata, H., et al. (2013). Journal of oleo science, 62(10), 781-791.
[2] 特開2007-131594
[3] 佐藤, 英., & 芋川, 玄. (2008). 日本化粧品技術者会誌, 42(2), 101-105.
[4] 岡野, 彰., et al. (1981). 油化学, 30(12), 753-757.
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。