解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
コーセーブランド名
インフィニティ容量
142ml参考価格
1375円1mlあたり
9.7円JANコード
4971710292886KaisekiID
8081全成分
ヘアケア剤としてはしっとり重めの仕上がりを目指したもの。
油性感の強いミネラルオイルをはじめ、アモジメチコンや複数の4級カチオン界面活性剤のミックスで構成され、もったりと包み込むオイルコーティングというタイプのトリートメントですね。
このトリートメントの中でひときわ目を引くのが、ツボクサ、芍薬、紅景天エキス、エーデルワイス、センキュウ、孟宗竹たけのこ皮エキスといったかなりクオリティの高い植物エキスの数々。
エイジングケアには相当に役に立つであろうクオリティーを秘めていますが、いかんせん髪の毛に使っても何のメリットもありません。
髪の毛に対してエイジングケア効果を与えようとしても、すでに核も失った死んだ細胞の集まりである髪の毛に何らメリットはありません。せいぜい油分補給ぐらいといったところでしょう。
ですので、実質的には前述した油性感の強い成分やアモジメチコン、4級カチオン界面活性剤のミックスなど、かなり髪に蓄積性のある素材が効果を発揮するということになりそう。
そのため、ダメージケアというより、髪全体をしっかりと油分で包み込み、かつ蓄積していくということで繰り返し使うほど髪のツヤや指通りが悪化していく可能性が高いタイプのトリートメントでしょう。
しっかりとダメージ部分を集中的に補修して、その上に均一なコーティングを施す、という理想的なトリートメントとはかなり違うものといえそうです。
言い方を変えれば雑に油を塗りつけるようなイメージでもあり、この僅かな量のトリートメントがもたらすメリットはあまり大きくないように見えます。
強いて言えばこのトリートメントのクオリティは植物エキスにあり、しかしその植物エキスが活かされる場面がないというのが致命的です。
仮に頭皮にこのトリートメントを塗りつければ、4級カチオン界面活性剤の副作用である脱毛効果が先に働いてしまうことになり、エイジングケアも何もあったものではないのです。
そういう意味では詰めが甘く、そもそもヘアケアにあまり関心がないような設計ですので、必然的にオススメしたくなるタイプのトリートメントではありません。
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