解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
花王ブランド名
ニベア容量
480ml参考価格
605円1mlあたり
1.3円JANコード
4901301307262KaisekiID
8005全成分
ニベアらしいクリーム素材配合、疑似セラミド、ラノリンアルコール、シアバター。たしかにエモリエントな素材であり、肌の保湿に役立つでしょう。
ただし、洗浄剤で失うものが大きければ話は別。
ニベアと言えども、ベースが石鹸ならばそれは"濃厚保湿なボディウォッシュ"とはなり得ません。失うものが大きすぎるから。
石鹸はアルカリ性で、他の洗える洗浄剤よりも肌の保湿因子を溶出させてしまう欠点があります。さらに、肌の悪玉菌を増やす環境を作り、さまざまな肌トラブルの引き金になりえます。こうした欠点があるから、石鹸以外の洗浄剤のほとんどは弱酸性で作られているのです。
ニベアだからといって、石鹸の性質自体が変わることはありません。
いくらエモリエントなクリームが配合されていたとしても、ベースが石鹸である以上失うものの方がずっと大きいというわけです。
肌の奥から保湿成分を溶かしだして、その後に肌の表面だけにクリームが乗っかっても、肌は実質的に乾燥しているのです。
肝心なことは、そもそも肌のバリアを残しておくこと。必要な部分だけ洗浄すること。それを踏まえて、保湿成分を補うこと。この段階を正しく踏めばスキンケアがうまくいくというわけです。
石鹸を使う、もうそれ自体が、ファーストステップから踏み外しているのですから、ニベアといえども乾燥した肌を招くことになります。
ニベアというブランドのイメージで選ぶのではなく、肌を乾燥させないものを選ぶという姿勢が大事です。
そもそも石鹸は乾燥させるためにあるようなもので、肌の潤いなど度外視というタイプの洗浄剤です。
同じアルカリ洗浄剤のキッチン油汚れ用洗剤などを素手で使えば、あっというまに肌がカッサカサのバリバリになることからわかるように、アルカリの洗剤は非常に人体に相性がよくありません。石鹸がまさにそれ。
なのに、石鹸は優しい、赤ちゃんには石鹸、などというコマーシャルの売り文句を鵜呑みにしてしまっては判断を間違えてしまいます。
どうか、肌を乾燥させないように商品選びできる目を養ってみてください。本当に石鹸と、保湿できるボディソープは違います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。