解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
花王ブランド名
キュレル容量
480ml参考価格
1106円1mlあたり
2.3円KaisekiID
8008全成分
肌に優しいというイメージがあるキュレル。
しかし意外にも、ベースの洗浄剤はラウレス硫酸ナトリウム。強い洗浄力が特徴で、その特徴は肌に優しいとは到底言えないもの。
それでは、本当にキュレルが肌にやさしい製品なのかどうか、そのからくりを見ていきましょう。
ベースはラウレス硫酸ナトリウム。これは、いわば食器用洗剤のようなもので、強力に表面を一掃するようなイメージ。使い続ければ肌が乾燥し、肌荒れを引き起こすことは想像に難くありません。
ただし、キュレルはこれだけではなく、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウレス酢酸Naをミックスしています。
これによって、ラウレス硫酸ナトリウムの洗浄力の強さを緩和し、泡立ちは向上させ、しっとり感とコンディショニング効果を追加し、低刺激性を付与していることがわかります。
回りくどいやり方とも言えますが、結果的に、それなりに悪くない使用感、安全性に落ち着いていると言えますね。
良い洗浄剤をそもそもベースに据えれば、もっと良い仕上がりが期待できるというものですが、そこはコストの問題もあるのでこうした形になったのでしょう。
それなりにまとまった洗浄剤の品質でしたが、それ以外の部分はどうでしょう。さすがキュレルだな、ということになっているでしょうか。
目立ったところでは、ユーカリエキスの殺菌作用。POEメチルグルコシドの保湿効果、グリチルリチン酸ジカリウムの抗炎症作用。まぁ、それほど違いを見せられているとは言いません。これが結果的に赤ちゃんのデリケートな肌にも使える、という根拠にまではならないでしょう。なんといっても、洗浄剤がそこまで敏感肌向けとは言えないですからね。
添加成分を含めても、わりと普通と言って過言でない印象です。
キュレルだから得られるメリット、ってなんだろうと思ったときに、はっきりとした答えは残念ながら全成分から見出すことができませんでした。市販にしては悪くない、しかし、敏感肌にお勧めできるほどの気が利いているわけでもない。
ダメージヘアには微妙だし、さっぱり感もさほどなく、言ってみれば中途半端な作りになってしまったなぁ、という感じはしますね。
またはっきりと敏感肌よりの作りになってもよかったのではないかなと、キュレルのブランドイメージも含めて思わされる設計でした。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。