Ingredient Analysis

クオタニウム-91

カチオン界面活性剤 優良成分 16件の商品に配合 ID: 1335
優良成分として評価されています
この成分は当サイトの解析において特に優れた素材として位置づけられています。安全性・品質の高い成分です。
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+20

安全性
+29

素材の品質
+31

使用感
基本情報
成分名クオタニウム-91
INCI名Quaternium-91
由来植物性
推奨配合濃度0.1〜1%
適正pH域4.0〜6.5
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +29
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +8
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +5
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +31
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -19
環境負荷・生分解性の評価

概要

植物由来の第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤。正電荷を帯びた分子が負に荷電した毛髪表面(ケラチンタンパク)に静電気的に吸着し、コンディショニング膜を形成。油分の吸着促進作用によって毛髪を柔軟化し、指通り・櫛通りを改善。帯電防止効果も持つ。植物由来ベースで従来のカチオン界面活性剤と比較して頭皮刺激が比較的低い優良素材とされる。

クオタニウム-91の解析

クオタニウム-91は、植物由来原料をベースとした第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で、主にコンディショナー・トリートメント・ヘアミルクなどのヘアケア製品に配合される。「クオタニウム(Quaternium)」とはアンモニウムの4つの水素が有機基に置換された構造の総称であり、クオタニウム-91はその中でも特に植物性由来の脂質構造を持つ点が特徴的だ。

作用機序として、カチオン(陽イオン)性の分子が、ダメージや洗浄によって負電荷を帯びた毛髪表面に静電気的に強く吸着し、薄いコンディショニング膜を形成する。この膜が油分の吸着を促し、髪を柔らかくしなやかに保つ。また、帯電防止効果によって静電気による髪の広がりやパサつきを抑える。類似成分であるクオタニウム-18やポリクオタニウム系と比較すると、分子設計の植物由来性が評価されており、頭皮・肌への刺激がより穏やかとされている。

従来のカチオン界面活性剤(セトリモニウムクロリドなど)が頭皮刺激や環境負荷の面で懸念されることがある一方、クオタニウム-91は安全性と使用感のバランスに優れた素材として業界内での評価が高い。ただし、カチオン界面活性剤全般として、アニオン界面活性剤(洗浄成分)との直接混合は電荷中和によって効果が低減するため、配合設計において注意が必要だ。

環境面では、第4級アンモニウム塩構造は一般的に生分解性がやや低く、水生生物への影響が指摘されることがある。完全な植物由来であっても、最終的な化学構造上の環境負荷は考慮すべき点として残る。配合濃度は通常0.1〜1%程度とごく少量で機能するため、製品全体への影響は限定的ではある。

日常的なたとえとして、クオタニウム-91は「髪の表面に薄い保護フィルムを貼るコーティング剤」と考えるとわかりやすい。毛髪のキューティクルが乱れた状態を滑らかに整え、指通りの良さや光沢を引き出す機能は、ダメージヘアケア製品において特に実感しやすい。スカルプDやDHCなどのブランド製品に採用されていることも、その実績と信頼性を裏付けている。

相性の良い成分

セテアリルアルコール ジメチコン 加水分解ケラチン パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

ラウレス硫酸Na ラウリル硫酸Na アニオン界面活性剤全般

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