Ingredient Analysis

アシル(C12,14)アスパラギン酸TEA

アニオン界面活性剤 7件の商品に配合 ID: 87272
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+50

安全性
+40

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名アシル(C12,14)アスパラギン酸TEA
医薬部外品名N-混合脂肪酸(C12,C14)アシル-L-アスパラギン酸トリエタノールアミン液
慣用名・別名精製水・混合脂肪酸(12,14)アシルアスパラギン酸TEA液
INCI名TEA-LAUROYL/MYRISTOYL ASPARTATE
由来半合成
推奨配合濃度3〜8%
適正pH域5〜7
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +40
成分の素材品質・配合価値
安全性 +50
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

アスパラギン酸とラウリン酸・ミリスチン酸(ヤシ油由来)をアミド結合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤のTEA塩。旭化成ファインケムが2015年に開発した比較的新しい成分で、弱酸性域(pH5〜7)でも豊かな泡立ちと高いしっとり感、優れた増粘性を発揮する低刺激型洗浄剤。

アシル(C12,14)アスパラギン酸TEAの解析

アシル(C12,14)アスパラギン酸TEAは、親水基側にアミノ酸の一種であるアスパラギン酸、親油基側にヤシ油由来のラウリン酸(C12)・ミリスチン酸(C14)を用いたアミノ酸系アニオン界面活性剤で、トリエタノールアミン(TEA)によって塩にした構造を持つ。INCI名は「TEA-LAUROYL/MYRISTOYL ASPARTATE」で、旭化成ファインケムが「アミノフォーマー® FCMT-L」として商品化した2015年開発の比較的新しい原料である。

最大の特徴は弱酸性(pH5〜7)の処方下でも豊かな泡立ちを実現できる点にある。従来のアミノ酸系洗浄剤、特にアシルグルタミン酸系と比較して約1.5倍の起泡力を持つとされており、アミノ酸系洗浄剤特有の「泡立ちが物足りない」というデメリットを大きく改善している。洗浄力は穏やかで適度な脱脂力にとどまり、必要な皮脂を残しながら汚れを落とす設計になっているため、乾燥肌・敏感肌・頭皮ケアを重視した処方との相性が良い。

また、優れた増粘性を持つため、シャンプーや洗顔料などの粘度調整に追加の増粘剤を減らせるメリットがある。洗い上がりはしっとり感が高く、コンディショニング作用も一定程度備えており、洗浄後の髪や肌のざらつきを抑える効果が期待できる。高級感のある泡質と相まって使用感の満足度が高い素材といえる。

安全性については、アミノ酸系洗浄剤全般と同様に低刺激であり、重篤なアレルギーや皮膚刺激の報告は現状確認されていない。ラウリン酸・ミリスチン酸いずれも食品由来の脂肪酸を原料とし、生分解性も良好と考えられるため環境負荷も比較的小さい。ただし開発から日が浅く長期的なデータは蓄積途上であるため、新成分に慎重な方には留意が必要。スカルプDやETVOSなどのブランドでの採用実績があり、今後の普及が期待される注目成分のひとつ。

相性の良い成分

グリセリン ベタイン パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ成分 多価金属塩