Ingredient Analysis

ビタミンCテトライソパルミテート

成分 8件の商品に配合 ID: 89370
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+0

安全性
+30

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名ビタミンCテトライソパルミテート
医薬部外品名テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル
慣用名・別名テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
INCI名Ascorbyl Tetraisopalmitate
化学式C72H130O6
分子量696.98 Da
由来半合成
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域4.5〜7.0
コメドジェニック度3/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +30
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ビタミンCの4つの水酸基すべてをイソパルミチン酸でエステル化した油溶性ビタミンC誘導体。従来の水溶性アスコルビン酸の不安定性・低浸透性を克服し、皮膚内でエステラーゼにより徐々にビタミンCを放出するプロドラッグ型。コラーゲン合成促進・抗酸化・メラニン生成抑制を持続的に発揮し、安定性と高浸透性を両立した先進的な美白・抗老化成分。

ビタミンCテトライソパルミテートの解析

ビタミンCテトライソパルミテート(別名:テトラヘキシルデカン酸アスコルビル/VC-IP)は、L-アスコルビン酸の4つすべての水酸基をイソパルミチン酸でエステル化した完全油溶性ビタミンC誘導体である。分子の中央にアスコルビン酸骨格を持ち、四方に炭素数16のイソパルミチン酸鎖が伸びた特異な構造が、皮脂膜との親和性を高め、角質層深部への浸透を実現する。

皮膚に取り込まれると、角質層および表皮内に存在するエステラーゼ酵素によって段階的に加水分解され、遊離のビタミンC(アスコルビン酸)を持続的に放出する「プロドラッグ機構」を持つ。この緩放出性により、水溶性ビタミンCでは達成困難な長時間持続の抗酸化・美白・コラーゲン産生促進効果が期待できる。

主な薬理作用は多岐にわたる。チロシナーゼ活性阻害とメラニンの還元作用による美白効果は、日本の医薬部外品においても有効成分として承認されている。さらに、真皮線維芽細胞におけるコラーゲン合成を支援する補酵素的役割、フリーラジカル消去による抗酸化作用、過剰な皮脂分泌の抑制によるニキビ・毛穴ケアへの寄与も確認されている。

一方でデメリットも存在する。油溶性ゆえに脂性肌やニキビ肌ではコメドリスクが懸念され、使用量・処方設計への配慮が求められる。また、皮膚内での酵素分解を経てはじめてビタミンCとして機能するため、ピュアビタミンCと比較して即効性はやや低い。ビタミンCそのものの比率が分子全体の中で小さいことも、他誘導体より高配合量が必要な理由となる。

配合面では、O/W・W/O両タイプの乳化系に対応し、クリーム・乳液・オイル美容液・日焼け止めなど幅広い剤型に使用可能。光・熱・酸素への安定性が高いため、製品の品質保持においても優位性がある。レチノールやナイアシンアミドとのシナジーが期待され、エイジングケアコスメの核となる成分として高い評価を受けている。

相性の良い成分

ビタミンE フェルラ酸 ナイアシンアミド ヒアルロン酸

相性の悪い成分・混合注意

高pH処方 還元剤 鉄・銅イオン