総合点
1.91総合ランク
359個中 217位成分数
18植物エキスの数
4コスパ
0安全性
0素材の品質
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
0注意が必要な素材
1メーカー
熊野油脂ブランド名
業務用容量
4000ml参考価格
1845円1mlあたり
0.5円JANコード
4513574022690ASIN
B00UTBOBI2発売日
20150317KaisekiID
8969業務用 クリアスクリット ボディソープは、肌にやさしい成分で作られたボディソープでしょうか。4リットルの大容量、とても値段が安い、有名企業である熊野油脂製というこのボディソープは、果たしてどのような特徴をもっているのでしょうか。
業務用 クリアスクリット ボディソープは肌にやさしいと言われています。また、天然由来の成分を使用しているため、環境にも優しいボディソープとなっています。
しかし、実際にはどうでしょうか。ベースは石けんで、両性界面活性剤であるコカミドプロピルベタインが添加されていますが、ほぼ石けんらしいボディソープと考えていいでしょう。
石けんはアルカリ性で、皮膚の保湿成分をラウリル硫酸Naよりも効率的に溶出させ、肌の乾燥を引き起こします。肌が石けんのアルカリを中和するには、約8時間前後かかると言われています。その間、弱酸性下で生成される肌バリアもなくなり、敏感肌状態になるのです。
また、水質汚染の原因となることがあります。石けんに含まれる成分が、下水道を通じて河川に流れ込むと、アオコの原因となることがあります。
石鹸カスなどの有機物が水環境に排出されると、水中の微生物が分解し、酸素濃度が低下するため、水中の生き物にとって生活しにくい環境になる可能性があります。合成界面活性剤よりも石けんは使用量が多くなるので、分解されるのが早いから環境に良いということはなく、しっかり悪影響も起こり得るのです。
このボディソープには、いくつかの植物エキスが配合されています。
ローズマリーエキス、タイムエキス、アロエベラエキス-1、褐藻エキスが配合されており、美肌効果が期待できます。ローズマリーエキスは、肌の老化を防ぎ、肌の弾力を保つ効果があります。タイムエキスは、肌荒れを防ぎ、保湿効果もあります。アロエベラエキス-1は、肌を落ち着かせ、美白効果もあります。褐藻エキスは、保湿効果があり、肌を柔らかくする効果があります。
ただ、石けんのデメリットがこれらの美容効果を台無しにしてしまうことを考慮すれば、それほどメリットとも言えないかもしれません。
そのpH値がアルカリ性である石けんは、肌に刺激を与えるため、乾燥肌、敏感肌、アトピー肌の方にはおすすめできません。特に冬場の乾燥した時期は、肌がさらに乾燥してしまう可能性があります。そのため、肌にやさしいとされる界面活性剤を使用したボディソープを選ぶ方が良いでしょう。
例外として皮脂が非常に多い、汚れを(特に油汚れを)効率的に落としたい、といった場合は役に立つと思われます。
ボディがそこまで油っぽくなる、というのはレアケースだと思いますが・・。
以上のことから、業務用クリアスクリットボディソープは、価格が安く大容量であることは魅力的ですが、ベースが石けんのため、肌に刺激を与え、環境にも悪影響を与えることがあることに注意が必要です。乾燥肌や敏感肌にはおすすめできず、皮脂が多く汚れを落としたい場合には適しています。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。