解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
Ys株式会社ブランド名
KADASON容量
120ml参考価格
2592円1mlあたり
21.6円KaisekiID
7065全成分
この製品の特徴といえる部分は植物エキスの質の良さにあるように思えますが、基本的なベースとしては単なる石鹸なのでさほど重要視するほどのクオリティではありません。
石鹸だと肌に優しいというイメージを持たれがちですが、決してそんなことはありません。キッチンの油汚れ向けの洗剤はアルカリ性に調整されていますが、その理由はアルカリが油をすばやく分解するからです。油を溶かすと言い換えてもいいでしょう。
それが食器の汚れであれば何の問題もありませんが、人の肌や髪を洗う場合にはデメリットとなります。
要は、脱脂しすぎること=肌バリアを破壊すること、となるからです。
洗浄力というのは、何も界面活性剤の種類だけで決まるわけではありません。界面活性剤が持つ洗浄力だけが肌バリアをどれだけ残すかを決めるというわけでもありません。製品のpHも重要な鍵となるのです。
そのようなことを踏まえると、アルカリ性である石鹸をベースにした洗顔料というのは本来の目的である余分な油分を取り去る以上に肌バリアを溶出しかねない素材であると言えるのです。
石鹸のアルカリ性によって、肌の保湿因子を溶かしだす能力はラウリル硫酸ナトリウムをしのぐほどというデータもあります。
一つ残念なことは、この洗顔フォームに添加されている植物由来エキスのクオリティは高いことです。穏やかなピーリング効果や抗酸化作用保湿作用抗炎症作用といった項目がすぐれた素材を並べています。この部分だけ見れば優秀で値段なりの価値があるといえます。つくづく、ベースの洗浄剤の安っぽさとデメリットが残念に思える洗顔フォームでした。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。