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シャンプーにも色々と種類があるものですが、こんなシャンプーは非常に珍しいものです。
全成分がなんと4つしかない不思議な一品ですが、
その正体はソープナッツエキス。
サピンヅストリホリアツス果実エキスと呼ばれるこの成分は、「サポニン」という天然の界面活性剤が含有するエキスであり
このサポニンを用いて清浄し、抗菌・抗炎症作用もついてくるという優れものなのであります。
付属成分として、ヤシ油アルキルグルコシド(非イオン界面活性剤)配合。
正真正銘の天然シャンプーとも言えるサポニンシャンプーということになりますが、
これは珍しい。
ただし、天然なら安全か、天然ならしっかり洗えるのか、天然物は人間に都合の良いようにできているのか、ということを考えた場合に、珍しいからといって安易に評価はできません。
まず、サポニン自体は洗浄力を持つ界面活性剤なのですが、単独では残念ながら洗浄力がかなり物足りないので、普通はキチンとしたシャンプーの補助的役割で配合されたりしている成分です。
なので、確かにユニークですが使い物になるかという点で大いに疑問符のつく内容。
天然物に目がないという方にとっては飛びつきたくなるような製品だと思いますが、
冷静に考えれば「目的」が「汚れを落とし毛髪や頭皮を清潔に保つ」という基本的なものでなく、「天然物で作ること」が第一になっているのが問題。
それでどうなりたいのか、が重要なのであって、「天然もの」だけで作られていれば何でもいいというのでは困ったものです。
この製品の場合は洗浄力が低すぎで、そのほかにコンディショニング効果もなく、コスパも悪いなど改善の余地ある一品だと言えます。