食品に限らず、シャンプーなどの化粧品でも定番のキャッチコピー。それが、「無添加」ですね。化粧品の陳列棚でこのワードを見ないことはないと思います。
中でも、無添加といえば!そう、石けんです。
石けん=無添加=優しい。の方程式ですね。見た目はシンプルな石けんだけど
— 石けん工房 花華 (@soaphana) 2019年3月29日
素材にこだわって作ってます。
お肌に良いオイルを厳選する為
オイルの特長を最大限に引き出す
レシピを組み立てお作りして
おります(*^^*)#無添加 #お肌に優しい#石けん #スキンケア#乾燥 #天然成分#トラブル肌 #パーソルソープ
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石けんに添加剤を入れる理由を考えれば、逆に石けんの弱みが理解ります。
- キレート剤
- 陰イオン、両性界面活性剤
- 防腐剤
【キレート剤】金属封鎖剤と言われます。水道水中のミネラル分と石けんが反応して石鹸カスが生成するのを防ぎます。もっと簡単にいえば、石けんって水道水と相性悪くてすぐに洗えなくなってカスまみれになるってことです。それでは困るので、キレート剤を添加することで洗浄剤として安定して使えるようにしています。
【界面活性剤】これも石けんカスの理由と似ていますが、ちょっとしたミネラル分で簡単にダメになってしまう石けんに他の界面活性剤を加えることで安定して洗えて泡も持続するように添加されることが多いです。それなら、もはや石けんを使わなければいいのでは?と思うのは自然な反応ですが。。
【防腐剤】純粋な石けんではなく、いわゆる添加石けんには防腐剤が含まれがちです。石けん自体は殺菌能があるので、純粋な石けんには防腐剤が無添加、な場合が多いのですが、殺菌力があるってことは人体に優しくないってことですよ。お肌の共生菌、常在菌を殺菌したら肌が荒れる原因になります。
つまり、石けんは欠点が多いから添加剤が必要なんです。


添加成分が危険なのではなく、石けんの危ういところを少しマシにしてくれてるのが添加成分なんです。無添加石けんって、石けんのダメな部分むき出しってことです。全然肌に優しくありません。
石けん=肌に優しいって無条件に信じてる人は、これを見てどう思うでしょうか?さて、石けんに関してはむしろ添加剤必須ですよ、というのは何となく見えてきたかと思います。食品の添加剤については理屈は同じですね。欠点を補うために、安全と確認された=一生常識的な量を摂取し続けても健康に影響ないと検証された添加剤が、様々な欠点を補うために配合されているのです。
アングル:うま味調味料、ネガティブイメージに変化 味の素は積極姿勢… https://t.co/bsL4apJOco pic.twitter.com/5dGfLfCeGs
— 【公式】シャンプー解析ドットコム (@KaisekiSTAFF) 2019年4月4日
添加物風評のトップレベルの被害者といえば、味の素。グルタミン酸ナトリウムは食品中にもありふれた旨味成分であって常識的な量では危険性はないと結論づけられています。なのに、ネット上では悪の象徴のように今も描かれていてますね。
牛乳始め乳製品、お化け調味料味◯素、コカインから始まったコ◯コー◯等が、値上げになっても全く問題なしです(笑)
— wai (@Yurgh0304) 2019年4月1日
だって、どれも身体にとっては毒だからw
もっともっと値上げして、1人でも多くの人が口にする回数が減り、病人が減りますように? #牛乳 #味の素 #コカコーラ #癌 #アトピー
【”アミノ酸等”表記に注意】味の素(グルタミン酸ナトリウム、MSG)は興奮毒、精神疾患(アルツハイマーなど)や片頭痛、心臓突然死、ガン転移等を引き寄せる https://t.co/jCpNK4zDjJ
— shig (@56shig) 2019年3月26日
何の根拠もないのに、ここまで思い込んでしまうというのは、、もう考え方を変えるのは難しいかもしれませんね。グルタミン酸ナトリウムが多く含まれる食品の一例を挙げてみますと、
- 海苔 4300
- 昆布 3000
- 小麦粉、小麦たんぱく(スパゲティとかうどんとかパンも)29000
- 枝豆 2100
- 大豆製品(豆腐、納豆、きな粉など) 9500
- かつおなど魚類 9800
- ピーナッツ類 5400
- しいたけ 3200
- ゴマ 4000
mg/ 100g中
このあたりのグルタミン酸ナトリウム含有量を見るとわかりますが、
味の素が毒ならスパゲティも豆腐も魚も海苔も昆布もピーナッツも毒ってことになります。だって、グルタミン酸ナトリウムかなり入ってますよ?食べたら精神疾患や偏頭痛、突然死、がん転移しますよ! って言ってるのと同じです。本当にそう思いますか?
味の素は必要と思った人が味を補うもの=添加物であって、納豆に醤油をかけるのと同義です。
他の添加物も役割が違えど、何かを補うために使われます。
- 保存料として
- 酸化防止剤として
- 防カビ剤として
- 殺菌剤として
逆にこれがなかったら、どうなるか想像してみましょう。
- カビまみれで
- 腐ってて酸っぱくなってて
- 菌が増殖しまくって一口で食中毒
そんな食品を食べたいと思うでしょうか。シャンプーも同じで、腐ったシャンプーのニオイって想像を絶する臭さです。トラウマになるレベルです。
食品でも化粧品でも、添加物は(旧)指定成分として分類されていて、これらの指定成分が危ないって声をよく聞きますが、逆に国が検証して常識的な使い方であれば一生使っても悪影響が出ないと認定したものです。
食品添加物協会、「無添加」「不使用」表示自粛求める 食中毒リスク低下に貢献 https://t.co/E0TfS52zSz @Sankei_newsさんから
— 上田シンジ Shinji Ueda (@u_shinji) 2019年4月4日
化粧品、シャンプーで無添加、といえばシリコンですね。いわゆる、ノンシリコン。
シリコンに至っては化学的に安定で、高熱にもpH(酸、アルカリ)にも化学変化をしません。つまり、無毒です。
また、メッシュ状のため毛穴に詰まるとか、キューティクルを剥がすといったこともありません。むしろ、キューティクルが損傷した箇所にキューティクルの代わりに載る、というのがシリコンの役割です。
日本ほど世界でもトップクラスに添加成分の質が高く、また安全性も担保されている国も珍しいと言えます。無添加でも良いものはあるし、添加成分があることでより便利に、美味しくなるものもたくさんあって世の中はバランスがとれています。