Ingredient Analysis

パルミトイルペンタペプチド-4

成分 11件の商品に配合 ID: 2329
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+10

安全性
+20

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名パルミトイルペンタペプチド-4
慣用名・別名マトリキシル, Matrixyl, Pal-KTTKS, パルミトイルペンタペプチド-3
INCI名Palmitoyl Pentapeptide-4
化学式C39H75N7O10
分子量756.0 Da
由来合成
推奨配合濃度1〜10%
適正pH域4.5〜7.0
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +10
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

パルミトイルペンタペプチド-4(商品名:マトリキシル)は、コラーゲン分解産物に由来する合成シグナルペプチドPal-KTTKS。線維芽細胞に働きかけてコラーゲンI・III型、フィブロネクチン、グリコサミノグリカンの産生を促進。パルミトイル基の付加により脂溶性を高め、経皮吸収性を向上。抗シワ・皮膚厚み増加・保湿効果を発揮するエイジングケア代表的ペプチド成分。

パルミトイルペンタペプチド-4の解析

パルミトイルペンタペプチド-4(Pal-KTTKS、商品名:マトリキシル)は、2000年代初頭に登場した抗シワ用合成シグナルペプチドの先駆者。コラーゲンI型のプロペプチド断片(Lys-Thr-Thr-Lys-Ser)をベースに、脂肪酸パルミチン酸を結合させることで角層への浸透性を大幅に改善した半合成ペプチドである。

作用機序は「コラーゲン産生シグナル伝達」にある。皮膚線維芽細胞の表面受容体(インテグリン等)に結合し、コラーゲンI型・III型、フィブロネクチン、ヒアルロン酸などの細胞外マトリックス成分の合成を上方制御する。いわば「皮膚の老化で弱くなった自己修復の司令塔を外から補う」役割を担う。レチノールがターンオーバー促進で間接的にシワを改善するのに対し、本成分は線維芽細胞への直接的なシグナル作用という異なるアプローチを持つ。

エビデンスについては、Sederma社(登録メーカー)による二重盲検試験でプラセボ比較においてシワ深度・体積の有意な改善が報告されており、ペプチド系エイジングケア成分の中でも比較的信頼性の高いデータが存在する。一方、独立した第三者研究では効果量に議論があり、レチノイン酸ほどの強力なリモデリング効果は期待できないとの見解もある。

類似成分との比較では、パルミトイルトリペプチド-1(マトリキシル3000の構成成分)と組み合わせることで相乗効果が報告されている。またGHK-Cu(銅ペプチド)がコラーゲン産生と創傷治癒を促進する先行世代ペプチドとして位置づけられるのに対し、パルミトイルペンタペプチド-4はより特異的なコラーゲン合成シグナル誘導に特化している。配合濃度は一般的に0.001〜0.01%程度と極めて低く、皮膚刺激性は低い。安定性のためにpH5〜7の水相への溶解が推奨される。

相性の良い成分

ビタミンC誘導体 ナイアシンアミド レチノール ヒアルロン酸

相性の悪い成分・混合注意

強酸化剤 高pH配合