Ingredient Analysis

ポリクオタニウム-49

成分 21件の商品に配合 ID: 603
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+0

安全性
+10

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ポリクオタニウム-49
INCI名Polyquaternium-49
由来合成
推奨配合濃度0.5〜2%
適正pH域3〜7
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 △ +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 △ +0
肌・頭皮への安全性
補修力 ○ +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 △ +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 ○ +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 △ +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 ○ +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 △ -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

メタクリロイルエチルベタイン・メタクリル酸PEG-9・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウムの三元共重合体。両性イオン性と陽イオン性を併せ持つ独自構造により、負に帯電した毛髪表面に選択的に吸着し、シリコーン代替の皮膜を形成。洗浄中・すすぎ時の絡まりを抑制し、帯電防止・スリップ感付与・ごわつき軽減を発揮。洗い流し後も皮膜が持続するため、ノンシリコンシャンプーのきしみ対策成分として採用実績が高い。

ポリクオタニウム-49の解析

ポリクオタニウム-49は、メタクリロイルエチルベタイン(両性)・メタクリル酸PEG-9(非イオン性)・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム(カチオン性)という異なる性質の三種モノマーを組み合わせた三元共重合体である。この設計が最大の特徴で、単純なカチオンポリマーに比べて毛髪への吸着選択性が高く、かつ過剰堆積が起きにくいバランスをもたらしている。

毛髪は生理的に負の電荷を帯びており、カチオン性基を持つポリクオタニウム-49はその表面に引き寄せられて薄い皮膜を形成する。この皮膜がシリコーン皮膜に近いスリップ感を生み出し、シャンプー中の摩擦・絡まりを大幅に軽減する。さらに帯電した表面を中和することで、乾燥後のパサつき・静電気によるまとまりのなさも抑制できる。

最も注目すべき用途はノンシリコンシャンプーのきしみ対策だ。洗浄力の強い硫酸系界面活性剤を使うシャンプーでも、ポリクオタニウム-49を配合することで洗浄後のキシキシ感を緩和し、シリコーン不使用のラベルを維持したまま仕上がりを向上させることができる。これはシリコーンアレルギーや頭皮への影響を懸念する消費者ニーズに合致している。

安全性に関しては現時点で特筆すべき懸念は報告されていない。合成ポリマーのため生分解性はやや低く、環境負荷の観点では中立〜やや懸念といえる。また、分子量が大きいため皮膚・頭皮への深部浸透は限定的で、主に表面機能成分として作用する点を理解しておく必要がある。同系のポリクオタニウム-10(セルロース由来)と比べると合成系であるが、皮膜性能と滑り感の付与においては優位性がある。

配合量は一般的に0.1〜0.5%程度で十分な効果が得られるとされ、過剰配合では皮膜の蓄積によるべたつきに注意が必要。ノンシリコンシャンプーのほか、コンディショナー・アウトバストリートメントへの応用も可能で、静電気防止・スタイリング補助を目的とした幅広い製品設計に対応できる多機能ポリマーである。

相性の良い成分

グリセリン パンテノール ケラチン

相性の悪い成分・混合注意

アニオン界面活性剤の過剰使用

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