| 成分名 | ラウリル硫酸ナトリウム |
| 慣用名・別名 | SLS / SDS(ドデシル硫酸ナトリウム) / ラウリル硫酸Na |
| INCI名 | Sodium Lauryl Sulfate |
| 化学式 | C12H25NaO4S |
| 分子量 | 288.38 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜3% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.5 |
| EWGスコア | 8/10 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)は、炭素数12のドデシル鎖を持つ陰イオン性界面活性剤。ヤシ油・パーム油由来のラウリルアルコールを硫酸エステル化して合成される半合成成分で、安価・高起泡・硬水でも安定して機能するという三拍子が揃い、かつて世界中のシャンプーや歯磨き粉に爆発的に普及した。
しかしその洗浄力は「食器用洗剤」に近い水準であり、皮膚や毛髪に必要な皮脂・セラミド・NMF(天然保湿因子)を一切区別せず除去する。さらに分子量が小さい(288 Da前後)ことから、皮膚バリアを通過して表皮内部に浸透。角質層のケラチン構造を変性させ、肌の自己修復サイクル(ターンオーバー)を狂わせることが複数の臨床研究で確認されている。
SDS-PAGEというタンパク質分析実験では、このSLSがタンパク質を強制変性・展開させるための試薬として使われる。つまり生化学実験室で「タンパクを壊すために使う試薬」と同じ成分が、かつて多くのシャンプーの主洗浄剤として配合されていたということになる。頭皮への影響がいかに深刻かを示す象徴的な事実だ。
類似成分であるラウレス硫酸ナトリウム(SLES)はエトキシル化によって分子量を大きくしており、皮膚への浸透性・刺激性はSLSの半分以下とされる。現在では多くのメーカーがSLSからSLESへ移行しているが、SLSは今もコスト優先の一部製品に残存している。歯磨き粉に含まれるSLSがアフタ性口内炎を誘発するという研究報告もあり、口腔粘膜への影響も無視できない。
頭皮への慢性的な刺激は、炎症性サイトカインの産生増加・毛包周囲の微細炎症を通じて抜け毛・薄毛リスクとの相関も示唆されている。敏感肌・乾燥肌・アトピー傾向の人には特に注意が必要で、専門家の多くはSLSフリー処方のシャンプーへの切り替えを推奨している。
9件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)
h&s (エイチアンドエス) PRO シャンプー デオアクティブ製造販売元:P&G(プロクター&ギャンブル)総合点 2.46
h&s シャンプー PRO Series エナジーシャンプー製造販売元:P&G総合点 2.42
h&s(エイチアンドエス) モイスチャー シャンプー製造販売元:P&G総合点 2.39
h&s シャンプー モイスチャー製造販売元:P&G総合点 2.31
エイチアンドエス フォーメン(h&s for men) 薬用シャンプー スカルプEX プレミアムスカルプケア製造販売元:P&G総合点 2.31
h&s for men 2in1 リンスインシャンプー製造販売元:P&G総合点 2.31
h&s for men ゴールド 2in1 オールドスパイス ピュアスポーツの香り 薬用シャンプー製造販売元:P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)総合点 2.26
薬用アデノゲンEX製造販売元:株式会社資生堂総合点 1.46
ザ・ヘアケア アデノバイタル スカルプエッセンス製造販売元:資生堂総合点 1.42