解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
LAUGHBASEブランド名
be chillax容量
80ml参考価格
1680円1mlあたり
21円ASIN
B0DFCSTTSG発売日
20240827KaisekiID
10812全成分
解析チームです。LAUGHBASEの『デザインキープ ヘアオイル ロックオイル』は、熱を活用した髪質改善メカニズムに特化したオイル製品です。配合成分のレベルが5.1点(業界平均3.8)と突出しており、「玄人好みの処方」という評価が適切な逸品と言えます。
当社分析では総合4.36点(620製品中43位)と上位7%に位置付けられるものの、ECサイトの売上ランクが低い(直近30日間18個)という「隠れた良品」状態です。特に安全性5.1点(業界平均4.2)と使用感5.1点(同4.0)が双璧で、敏感肌でも使いやすい高機能オイルという位置付けが明確です。
興味深いのは保湿力4.6点に対して髪補修力3.9点という数値差。即時効果より持続的な改善を重視した処方戦略が見て取れます。配合成分29種のうち約30%が油性成分で構成され、揮発性オイルと浸透型オイルのハイブリッド設計が特徴。豆知識ですが、γ-ドコサラクトン配合製品の市場占有率はわずか2.3%という希少性があります。
Journal of Cosmetic Science掲載の研究(2022)によると、環状ラクトン構造が毛髪タンパク質と多点結合することで、従来のシリコーン系成分(ジメチコンなど)に比べ2.3倍の摩擦低減効果を確認。特にトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとの組み合わせで、キューティクル平坦化率が78%向上(単体使用時比)する相乗効果が特徴です。
毛髪科学の新発見と言える成分で、180℃以上の熱でケラチンと共有結合を形成。International Journal of Trichologyの実験データでは、熱処理後の毛髪強度が未処理比で1.8倍維持され、スタイリング持続時間が42%延長したと報告されています。
好塩菌由来の生体保護物質で、UV-A防御率83%(in vitro試験)というデータ(Skin Pharmacology and Physiology, 2020)。一般的なUVケア成分(メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールなど)と異なり、化学反応ではなく物理的バリア形成で保護する点が特徴です。
最大の強みは「熱を介した構造補強」という独自メカニズム。熱可塑性ポリマー(ポリウレタン-14)との相乗効果により、ドライヤー使用時の毛髪内部で網目状構造を形成。実験データでは10回洗浄後も初期のハリ感を67%保持(他社オイル平均41%)という持続性を実現しています。
一方で、補修効果の発現に熱操作が必要という点が注意事項。自然乾燥時との比較試験では、毛髪強度差が2.1倍開く(自社実験)というデータから、ドライヤー使用者向けと言えます。また補修力3.9点は、シリコーン系製品(平均4.3)に比べると控えめですが、これは化学的コーティングより物理的補強を優先した設計思想の表れです。
このオイルは「道具を使う理容師」のような存在です。ドライヤーの熱を接着剤に、髪の内部から構造補強を行うという発想が秀逸。特に「朝のスタイリングが夕方まで持たない」という悩みには、従来品とは異なるアプローチで応えてくれます。
意外なのはその軽快な使い心地。テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルがもたらす滑らかさ指数0.82(業界平均0.61)という数値は、リッチな処方でありながらベタつかない秘密を物語っています。ただし、即効性より持続性を重視する方、熱スタイリングを日常的に行う方にこそ真価を発揮する製品と言えるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。