解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
韓国高麗人参社ブランド名
EGG REMEDY容量
100ml参考価格
1650円1mlあたり
16.5円JANコード
8809658627667KaisekiID
8136全成分
今回ご紹介するのは、韓国高麗人参社製のエッグレメディヘアオイル。
100ml/1650円で、多少の補修効果もあるようですが、スタイリング剤として見て行くことにします。
このヘアオイルの特徴を挙げていくと、
という感じ。
これはよくあるタイプですが、シリコンのサラサラ感が主役となるタイプですね。とくにこのヘアオイルは純粋なシリコンオイルと言っても過言でないくらい、ベース部分はシリコンシリコンしています。
紫外線吸収剤自体は配合されていてうれしいものの1つですが、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル単品というのは芸がない。
とくに、この成分は紫外線を蓄積しすぎると酸化エネルギーを放出してしまう弱点があるため、ヘアオイルに適切なチョイスであるかどうか疑わしいところです。
紫外線のエネルギーを、この成分1つで防ぎなさいというのは少々無理がある話のように思います。環境にもよるところですがね。
3級カチオン界面活性剤ステアラミドプロピルジメチルアミン配合です。4級カチオン界面活性剤と比較して、肌の毒性、副反応などは格段に抑えられているタイプです。
ただし、それでも洗い流さないヘアオイルへの配合となりますので、よりシビアにリスクを推し量っていく必要があります。
その意味では、このヘアオイルも安全とは言いがたく、肌や髪の毛への悪影響を考慮しなくてはならないでしょう。
カチオン界面活性剤は、洗い流すからこそリスクが最小化されるのであって、塗ったままそこに存在し続ける限りリスクが伴うということを忘れてはなりません。
下手な洗浄剤よりも怖い存在ですからね。
このヘアオイルの特徴として、ビタミンC、B系などがとても多く添加されているというものがあります。
シアノコバラミンやリボフラビンなど、たしかに肌の栄養になる成分といえますし、他にも卵黄油、卵白エキス、トウモロコシタンパク、コメタンパクなど栄養分には枚挙に暇がない状態となっています。
これだけ栄養が多いと、さぞかし髪に良いヘアオイルなのだろうな、と大概の人は思うかもしれませんね。
しかし、ビタミン類は髪に塗ってもほぼ意味がありません。肌ではなく、髪ですからね。
何とかタンパクの数々は、保湿効果や弾力性を与えることはできそうです。多少、ダメージ部分をカバーすることに役立ちそう。
しかし、これもカチオン界面活性剤の存在でだいぶ魅力減ですね。
もし、頭皮にも良い影響を与えようという意図があったとしても、カチオン界面活性剤の副反応が怖くて皮膚に塗れませんし、髪にだけ塗るのではビタミン類は無意味です。
こんなジレンマを与えてしまっているのが、まさにカチオン界面活性剤ですね。
紫外線吸収剤やカチオン界面活性剤のよくない部分が残念なヘアオイルです。
これらの副反応を無視できるくらい、優秀なスタイリング効果や補修効果があるのであれば別ですが、残念ながらそこまで期待できるほどのメリットがあるとは思えません。
エッグレメディというブランド全体に言えることですが、色々入れている割にはメリットが少ない。ベースが粗雑。全体的に品質が中の下。このような印象がずっとついて回るブランドであると感じました。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。