解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
グールラボラトリー / GUHL LABORATORYブランド名
グールラボラトリー容量
430ml参考価格
1650円1mlあたり
3.8円JANコード
4901301350725KaisekiID
7380全成分
新ナチュラル系ヘアケアを標榜するグールのトリートメントです。
リッチリペアトリートメント、という名称なので、潤滑性に富んだ素晴らしい仕上がりが期待されるところですね。
なんといっても、「真の美しさを引き出す」ことをテーマにしているGUHLブランドですから。
内容を見ていくと、ドラッグストアで見たことのあるようなコンディショナーの全成分表を思い出します。
3級カチオン界面活性剤をチョイスして肌にとても優しいという点はメリットとなっていますが、悪く言えばそれだけです。
どこにリッチなリペア効果があるのかと探してみましたが、リッチどころかリペア効果自体が存在しないのではないか。
そもそも3級カチオン界面活性剤を据えている時点でコンディショニング効果は大幅に弱くなっているわけですから、その代役となり得るコンディショニング成分の配合が待望されるところです。
ないんですね。
市販のコンディショナーで時々見るような、シンプルな構成で肌に優しい以外に取り柄がほとんどないタイプの製品です。
これでは、リッチ感を感じることも、リペア効果を髪に生み出すことも叶わぬ夢となるでしょう。
内容的にはシリコンと、乳酸リンゴ酸による髪のミネラル部分除去により多少滑りを良くすること。そして、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチルによるツヤ感の表現だったり、という形で終わっています。
割とよくあるタイプで、一生懸命シリコンを配合していることから多少髪の艶や指通りは改善できるものの、ベースとアルコンディショニング効果が貧弱なため持続性と均一性に欠ける仕上がりとなるでしょう。
トリートメントというよりはコンディショナーで、リッチというよりは質素。
市販の安価なコンディショナーでも同様の効果が得られると思われ、この製品に価値を見出すことは極めて難しい情勢となっています。
植物を美容に取り入れる考えと現代科学を掛け合わせた、という宣伝がされていますが、ハス花エキス程度しか植物成分がないのもいかがなものかと思ってしまいます。
そして現代科学と言う割に,ものすごく安っぽい市販品のような処方に終始。
いったいこのグール氏という人は何をしたいのだろうと困惑してしまう事態です。
残念ながら、旧態依然とした自称ナチュラル系ヘアケア、という表現の方がしっくりきてしまう製品でした。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。