総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サブカテゴリ
よく一緒に購入される商品
メーカー
小林製薬ブランド
ヒフミド容量
35ml参考価格
5775円1ml単価
165円JAN
4987072090909ASIN
B0FV28KLZ6発売日
2025-11-07ID
11107全成分
小林製薬といえば「あったらいいな」を形にするユニークな製薬会社ですが、このヒフミドに関しては、製薬発想の「ヒト型セラミド4%配合」という、もはや数字で殴りかかるような実力派です。なぜこれほどまでに「バリア機能」という一点突破に執着するのか?派手な広告よりも成分濃度にコストを全振りしたようなこの設計、その真意と実力値はいかほどか?
総合スコアは2.62点と一見地味な数値ですが、ここだけで判断するのは早計です。全672製品中、中位に位置していますが、特筆すべきは「安全性評価4.0」と「保湿力3.7」という守りの堅さ。これは業界平均を大きく上回る水準です。
全体評価が伸び悩んだ要因は「コスパ(2.8点)」ですが、これは品質への投資コストと見るべきでしょう。実際、ECサイト売上ランクでは上位3%に入る実績があり、「派手な演出を捨てて、肌の治安維持に全投資した」硬派なスペックと言えます。
配合濃度4%の衝撃。 一般的に「配合」と謳われる製品でも1%未満が多い中、この濃度は異常値です。角層の細胞間脂質とほぼ同等の構造を持ち、スカスカになった角層の隙間を埋める「セメント」の役割を果たします。特にセラミド2は人間の肌に最も多く含まれるタイプで、高い保水機能を担います。
ヒアルロン酸の2倍の保水力。 人工血管の内側にも使われる生体適合性成分。特筆すべきはポリクオタニウム-61。ナノレベルのラメラ層(水と油の層状構造)を形成し、肌表面に「第二の皮膚」のような擬似バリアを作ります。水洗いしても落ちにくい吸着性が特徴です。
"肌のセメント職人。"
率直に言えば、肌トラブルのない健康な肌の人にはオーバースペックであり、ただの「高いクリーム」に感じるでしょう。しかし、「何を使ってもピリつく」「夕方になると肌が粉を吹く」という肌難民にとっては、これがファイナルアンサーになり得ます。
華やかな美容成分で着飾る前に、まずは土台(バリア機能)をコンクリートで固める。そんな地味ですが確実な仕事を求めるなら、このクリームは期待を裏切りません。「肌の治安維持費」として、投資する価値は十分にあります。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。