Ingredient Analysis

ミリスチン酸ポリグリセリル-10

ノニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 903
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+50

安全性
+10

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ミリスチン酸ポリグリセリル-10
医薬部外品名モノミリスチン酸デカグリセリル
INCI名Polyglyceryl-10 Myristate
由来植物性
推奨配合濃度0.5〜5%
適正pH域3〜8
EWGスコア2/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +50
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油・パーム核油由来のミリスチン酸と10モルのポリグリセリンをエステル化した非イオン界面活性剤。HLB値が高く親水性に優れた乳化剤・可溶化剤として機能し、水中油型エマルションの安定化や油性成分の可溶化に利用される。低刺激・低毒性で皮膚感作性はほとんどなく、20年超の使用実績を持つ安全性の高い成分。保護膜形成によるエモリエント効果・保湿補助も期待できる。

ミリスチン酸ポリグリセリル-10の解析

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、ヤシ油やパーム核油から得られるミリスチン酸(C14脂肪酸)と、グリセリンを10モル重合したポリグリセリンをエステル結合させることで得られる非イオン性(ノニオン)界面活性剤だ。

その特徴は高いHLB値にある。ポリグリセリンの鎖が長くなるほど親水性が増し、乳化・可溶化能が高まる。同じミリスチン酸エステルでも「ポリグリセリル-2」や「ポリグリセリル-4」と比べ、-10は格段に水に馴染みやすい。これにより水中油型(O/W)エマルションの安定化や、精油・香料などの油性成分を水相に溶け込ませる可溶化に活躍する。ヘアミルクやトリートメントで油性補修成分をムラなく分散させる役割はまさにこの特性の賜物だ。

安全性の面では、非イオン性であるため皮膚タンパク質とのイオン反応が起きにくく、刺激性・感作性ともにほとんどなしとされている。医薬部外品原料にも指定(表示名:モノミリスチン酸デカグリセリル)されており、化粧品・食品・インキ塗料など幅広い産業での長期使用実績が安全性の裏付けとなっている。

効果面では、肌や髪の表面に薄い保護膜を形成することでエモリエント効果と保湿補助を発揮。アニオン界面活性剤やカチオン界面活性剤が主成分の処方に少量配合することで、製剤全体の刺激を和らげるマイルドニング効果も期待できる。食品の乳化剤(モノグリセリドと同様の技術的系譜)としても用いられることから、生体適合性の高さが伺える。

環境面では植物由来・非イオン性という点から生分解性が比較的良好で、海洋汚染リスクも低い。ポリグリセリン骨格自体は自然界のグリセリンを重合したものであり、石油系合成乳化剤と比べ環境負荷が低い設計思想を持つ成分といえる。

相性の良い成分

グリセリン セテアリルアルコール ステアリン酸グリセリル

相性の悪い成分・混合注意

強い陰イオン界面活性剤

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