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美容液に近いシャンプー。非常に個性的なシャンプーの1つと言える内容で、
一般的な商品とは次元が違うところで造られたと言ってもいいような内容です。(良くも悪くも)
ベースがまず、「ココイル加水分解コラーゲンK」というコラーゲンの保湿作用をメインとした洗浄剤ですが、ほとんど洗う能力はあってないようなもの。
続いてラウラミドプロピルアミンオキシドは非イオン界面活性剤で、刺激緩和役として使われる成分。
続くPCAイソステアリン酸PEG−40水添ヒマシ油はPEG-40水添ヒマシ油とピロリドンカルボン酸、イソステアリン酸のエステル油で、コンディショニング作用や潤滑性の付与が特徴。
次のココイルグルタミン酸TEAが、やっと洗浄剤らしい洗浄剤ですが、こちらもマイルドでしっとり系、さらに配合量が少ないと洗浄能力はとても低いモノに。
さらにPEG-12ジメチコンといった水溶性シリコンも配合され、ほとんど洗うというよりリンスに近いような製品といって過言ではありません。
FGFという名の由来と思われるヒトオリゴペプチド-5の配合が目を惹きますが、これは毛や皮膚のグロースファクターと言われる成長因子で、
整肌、育毛作用を期待できる可能性がある成分といえます。
アンマロクはアムラエキスで、コンディショニング効果。セラミド2は保湿、整肌。
その他、抗炎症・収れん・保湿・血行促進作用のエキス配合。
アミノ酸系防腐剤、ポリアミノプロピルピグニアドも好感度のある成分の1つ。
ということで、全体としてもうシャンプーというよりは頭皮トリートメントを思って使った方がいいくらいの使用感といえます。
洗う能力が非常に低い上にシリコン配合ですから、もはやリンスというような特徴の一品です。
成長因子や整肌エキスなど、頭皮には確かに有効性があると言えますが、圧倒的な額(8400円!)に見合った価値が感じられるかどうかは微妙。
これほど洗うことを弱くしているのなら、何もシャンプーでなくてもいいような気さえする製品です。
ヒトオリゴペプチド-5は確かに高価な成分でしょうが、いまいち全体が噛み合っていない印象の一品。