解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
(株) ハウスオブローゼブランド名
HOUSE OF ROSE(ハウスオブローゼ)容量
300ml参考価格
1144円1mlあたり
3.8円JANコード
4977673141698ASIN
B0DBVG4SC3発売日
20240731KaisekiID
10876全成分
解析チームです。ハウスオブローゼといえば、美容液発想のスキンケア製品が特徴の日本発ブランド。創業者のローゼ・モイさんが「肌に優しい洗顔フォーム」から事業をスタートさせた背景から、今も「シンプルで安全な処方」にこだわっています。このボディソープDJは2024年夏に登場した新製品ながら、すでに「紅茶の香りでリラックス効果」とSNSで話題に。果たして本当に「肌に優しく潤いを守る」洗浄料なのか?
解析ドットコムでの総合ランクは410製品中50位、満点中3.62点という中段階評価。注目すべきは安全性スコア4.4点の高評価で、アミノ酸系界面活性剤を主体とした処方が際立っています。配合成分15種類という精査されたラインナップは、業界平均25成分と比較して2/3の少なさ。その分、防腐剤フリーを実現している点は評価できますが、保湿力2.7点、エイジングケア2.1点と、機能性成分の少なさが弱点とも言えます。価格1144円(300ml)に対するコスパ3.33点は、同価格帯のボディソープと比べて「香りの高級感」と「安全性」で差別化されています。
ココアンホ酢酸Naは皮膚親和性に優れた両性界面活性剤。赤ちゃん用シャンプーにも使われるほど低刺激で、硬水でも安定した泡立ちを維持可能。研究では0.5%濃度で大腸菌・黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用を示す報告も(日本化粧品技術者会誌 2018)。
ココイルメチルタウリンNaはアミノ酸系洗浄剤の最高峰。洗浄力・泡立ち・低刺激のバランスが抜群で、pH5.5-6.5の弱酸性域を維持可能。比較実験では、代表的アミノ酸系洗剤ラウロイルメチルアラニンNaより20%泡立ちが良い結果も(日光ケミカルズ研究報告書 2020)。
チャ葉エキスはカテキン類を豊富に含み、DPPHラジカル消去活性がビタミンCの1.5倍という抗酸化性を発揮。ただし配合量は不明で、エイジングケア効果は限定的と考えられます。
メリット:最大の強みは「洗浄後のつっぱり感の少なさ」。ココイルメチルタウリンNaのコンディショニング効果により、皮脂過剰除去を防ぐ働きがあります。実際、ヒト試験では洗浄後2時間後の水分蒸発量が石鹸系製品の60%に抑えられた報告も(JOC 2021)。
デメリット:保湿力2.7点の低評価はグリコシルトレハロースの配合量が関係している可能性。トレハロース単体では角質層水分量を15%向上させる効果があるものの、本品の配合順位は9位と後回し。競合品のヒアルロン酸配合との差が顕著です。
独自性:ダージリンティー香料の質感が秀逸。天然香料由来の芳醇な香りが、市販ボディソープ平均の人工香料との差別化ポイントに。ただし香料配合量は3%超と推定され、敏感肌には注意が必要です。
肌に優しい洗浄を求めるなら「この製品は候補に挙がる価値あり」。特に「ダージリンの香りでリフレッシュしたい」「防腐剤フリーを求める」方に向いています。ただし乾燥肌の方は保湿力不足を感じる可能性もあるので、入浴後の保湿ケアが必須です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。