解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社Jコンテンツブランド名
LPLP頭皮クレンジングジェル容量
150ml参考価格
3132円1mlあたり
20.9円JANコード
4511914900059KaisekiID
7163全成分
メイク落としをそのまま頭皮に使う、というような内容ですね。脱脂力も強く、シリコーン系の皮膜も容易に落とせそうです。それが良いかどうかは別にして。
このクレンジングジェルを使うにあたって、そもそも何を落とそうとしているのかを考える必要がありそうです。
一般的な汚れ、皮脂、整髪料程度でしたら、すすぎと通常のシャンプーだけで十分に洗い落とすことは可能です。それ以上に落としたい何かがあるのであれば有効ですが、必要もないのに脱脂しすぎることは悪手となります。
この製品の売り文句を見てみると、シャンプーで落としきれない毛穴の汚れを取り除き、エッセンスの導入力を発揮します。とあります。つまり、頭皮表面だけでなく、毛穴の中までも皮脂を一掃して何もないような状態にしましょうという糸が見られますね。
そのような考えを実現するべく、強力な非イオン界面活性剤の構成によってメイク落としとしても十分に使えるレベルのクレンジング力を持っています。頭皮に塗り込めば、謳い文句通り毛穴の中まで一掃できることでしょう。
問題は、それが最終的な目的と合致することであるかどうか。
毛穴に詰まった皮脂を取り除いて育毛剤をつける、と聞くといかにも成分が浸透して効きそうなイメージがありますが、実際には脱脂しすぎること自体が薄毛の原因となりますし、良い育毛剤ほど必死に馴染んで浸透していくように設計されているものです。油溶性処理されていたり、DDS(ドラッグデリバリーシステム)技術などによって浸透させていく方がメジャーとなっているので、このような強力な脱脂によって道を切り開こうという考え方は古い時代のものとなっています。
もちろん、脂漏性皮膚炎のような特殊な状況であればこの製品も貢献することが可能で、メリットが多くなる場合もあるでしょう。ただし、よくある育毛目的のような使い方をしたいのであればこの製品をあえて使わずとも普通のシャンプーで十分なように感じます 。
必要な部分だけ洗浄するのであれば、一般的なシャンプーで十二分に役割を果たせますからね。
ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルは拭き取り式クレンジングペーパーに使われるほど強力なクレンジング力を持ちますから、シャンプーの前にこれを使って・・という手順をふむともれなく洗いすぎ状態になる可能性大です。
脂漏性皮膚炎やじゅくじゅくしたフケが出る、というような状態以外ではオススメしない製品です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。