こちらはファイバー入りのワックスとのことで、柔軟性のあるセット・アレンジが可能になるタイプです。

ペリセア、リピジュアを加えたところは共通ですが、それ以外の部分では際立って他とクオリティに違いがあるということもありません。

ペリセア（ジラウロイルグルタミン酸リシンNa）は浸透を促したり、被膜形成や内部補修効果を付与する成分で配合されている事自体は好ましい。ですが、オーシャントリコワックスがとてもクオリティの高い製品だ、というには物足りない印象です。

良くも悪くも、普通

マイクロクリスタリンワックスやキャンデリラロウといった骨格の部分に関してはワックスとして個性を出しにくい印象で、どれを選んでも同じ、という言葉もあながち嘘ではありません。

自己乳化部分に石鹸を含有するステアリン酸グリセリル(SE)の配合などはどちらかというとクオリティ低めのタイプにありがちな処方でもあるので、なかなか価値を見出すことが難しいですね。

致命的と言えるレベルの欠点もあるわけではないので、普通という感想が最適なのかと思います。可もなく不可もなし。