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頭皮にメリットのある内容であることは間違いないでしょう。
基本的には脱脂力のあるトニック剤、といった内容です。
非イオン界面活性剤の温和な脱脂力と、オレンジ油などの脱脂力のある植物オイルなどによる頭皮清浄効果がメインで、
化粧のクレンジング剤に少し似た性格です。
そこに加え、植物エキスの数々がスカルプケア効果を付与するのですが、エキスの質自体はまずまず良いクオリティといえます。
抗菌・抗炎症・抗酸化・保湿・血行促進作用などを提供する素材で、トニック剤らしい機能がここに見られます。
メインの性能としては皮脂を溶かすことにあるのだと思います。
結局、洗い流すことを考えればエキスの性能は差し引いて見る必要がありますし、毛穴の皮脂を除去するということメインと見ていいでしょう。
ただし、普通のシャンプーだけじゃだめなの?という点は考える必要があります。
普通のシャンプーでも(よほど脱脂力が低くなければ)皮脂は十分にクレンジング可能ですし、皮脂自体は肌バリア、髪のツヤ、善玉菌を増やし、弱酸性の環境を維持する、セラミド生成の土台を作るといった役割がありますから、除去すればOKという邪魔なものではないことも考慮しましょう。
頭皮も毛穴も含め、人体は元々複雑なシステムでバランスが保たれていて、シャンプーやトニックで何かしないとダメになるというわけではありません。
何か不足したら補えばよいし、過剰なら取ってあげればよいのです。
適材適所です。
この製品も、必要な状態がそこにあるのなら使えば薬になりますし、必要ない人が使ったらただの脱脂しすぎになるだけです。
自分の状態がどういう状態で、こういった製品がいま必要な理由があるのかどうか、という視点が必要ですね。
個人的には、育毛目的で使おうとお思いなら、実際にこのような製品が育毛に必須と言えるほどの論拠が現状では乏しいのではと考えます。