解析結果

セラミエイド 薬用スキンミルク

販売開始から 3年10ヵ月4日(1404日)
セラミエイド 薬用スキンミルク
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総合ランク

173個中 90

総合点

3.07
3.07

1mlあたり

4.5
コスパ
3.4

カテゴリ内順位

52%以内
91位 / 173製品中
上位
セラミエイド 薬用スキンミルク解析チャート

SAFETY成分安全性リスク

低リスク 0 / 100 フラグ成分 0 件
低リスク要注意高リスク

安全性フラグ対象成分は検出されませんでした

EWG 平均 1.8 最高 5 / 10(21件評価済み)
スコア3以上:グリチルレチン酸ステアリル(3)、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル(3)、ポリエチレングリコール1500(3)、ポリエチレングリコール300(3)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)(3)、水酸化ナトリウム(5)
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。

ENV環境・安全性指標

皮膚感作性
GHS 1B 1件
フェノキシエタノール
アレルゲン香料
なし
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
なし
生分解性
67%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
30%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数

26

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

0

香り

無香料

サブカテゴリ

総合
広告を含みます。

商品説明

ヒト型セラミド配合。肌あれを防ぎ乾かない肌へ。(濃厚保湿) 敏感肌・赤ちゃんにも使える薬用無添加処方。 無香料・無着色・パラベンフリー・アルコール(エチルアルコール)フリー・弱酸性 たっぷり使える大容量ポンプタイプ。
広告を含みます。

ANALYZEDセラミエイド 薬用スキンミルクの解説

セラミエイドのセラミド、本当に届いているのか?

解析チームです。今回はコーセーコスメポートの「セラミエイド 薬用スキンミルク」を成分レベルで解析します。ヒト型セラミド配合・薬用処方という打ち出しが気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

概要:安全性は平均以上、スキンケア性能には課題あり

総合点は2.77点(平均3.0点比 -0.23点)と平均をやや下回る水準です。スタッツを細かく見ると、評価が二極化しているのが特徴的です。

スタッツ解析マップ

平均以上の項目

安全性3.5 / 5.0
使用感3.5 / 5.0
保湿力3.0 / 5.0
コスパ3.0 / 5.0

平均を大きく下回る項目

スキンケア性能1.4 / 5.0
髪補修力1.5 / 5.0
エイジングケア1.9 / 5.0
配合成分レベル2.6 / 5.0
総合 2.77点業界平均比 -0.23点

突出して高いのが「安全性3.5点」「使用感3.5点」の2項目で、いずれも平均を0.5点上回ります。一方でスキンケア性能1.4点・エイジングケア力1.9点は「要注意」水準。アレルゲン低減を最優先にした処方設計が読み取れる一方、積極的な美容効果は限定的です。450mlのポンプタイプで参考価格2030円(1ml換算約4.5円)と、コスパは標準的な水準にとどまります。

注目成分:バリア修復の「地固め」に特化した処方

N-ステアロイルフィトスフィンゴシン(ヒト型セラミドNP)

商品名に掲げられるヒト型セラミドの正体がこの成分です。酵母(Saccharomyces)発酵由来のフィトスフィンゴシンをステアリン酸でアシル化したセラミドNP(セラミド3)の医薬部外品表記名。一般的な植物性・合成セラミドと異なり、ヒト角層の細胞間脂質と同一の分子構造を持つため、角質層への親和性が高いとされます。推奨配合量は0.01〜0.5%と少量で機能します。

京都大学や複数の国内研究機関の報告によると、セラミドNPは角層細胞間脂質の「ラメラ構造」を補完し、経皮水分蒸散量(TEWL)を有意に低減することが示されています。後述する水素添加大豆リン脂質との組み合わせで浸透補助効果が期待できる点も、処方設計の工夫として注目できます。

グリチルレチン酸ステアリル(EWG:3)

甘草由来成分を脂溶性に変換した医薬部外品有効成分です。水溶性のグリチルリチン酸よりも皮膚浸透性・持続性が優れ、ステロイドフリーで抗炎症効果を発揮。推奨配合量0.1〜1%の範囲内で使用されているとみられます。EWGスコアは3(中リスク)ですが、これはデータ不足による保守的評価であり、CIR(化粧品原料審査委員会)では「Safe as Used」判定。日本では医薬部外品承認成分として長年使用実績があります。

注意点として、強酸化剤・高アルカリ成分との組み合わせで安定性が低下する可能性がありますが、本処方はアルコール(エチルアルコール)フリー・弱酸性設計のため、pH適正域(4.0〜7.0)内での安定配合が図られていると考えられます。

余談ですが、米国国立皮膚炎財団(National Eczema Association)の調査によると、アトピー性皮膚炎患者の約60%が市販保湿剤の「香料・防腐剤」に不満を持っており、無香料・パラベンフリー処方への需要は年々拡大しています。

ワセリン(EWG:1)

150年以上の医療・化粧品使用実績を持つ閉塞型保湿の代名詞。皮膚表面に疎水性皮膜を形成し、経皮水分蒸散を物理的に抑制します。化学的に不活性であるため刺激性が極めて低く、EWGスコア1(最安全)。コメドジェニック度も0です。本処方ではグリセリン・セラミドとの組み合わせにより、「水分を引き込む→留める」という二段階保湿設計が機能していると読み解けます。

多層保湿剤ネットワーク(BG・濃グリセリン・ジグリセリン・ソルビット液・L-セリン)

単一の保湿剤ではなく5種類の保湿成分が並列配合されている点が特徴的です。1,3-BG(EWG:1)・濃グリセリン(EWG:1)・ジグリセリン(EWG:1)・ソルビット液(EWG:1)はいずれも最安全評価。加えてNMF(天然保湿因子)構成アミノ酸であるL-セリン(EWG:1)も配合。異なる分子量・粘性の保湿剤を組み合わせることで、即時感と持続性を両立させる処方設計といえます。

水素添加大豆リン脂質(EWG:2)

大豆レシチンを水素添加して酸化安定性を高めた天然系乳化成分です。コメドジェニック度2とやや高めですが、細胞膜と類似したリン脂質構造を持ち、セラミドなどの脂質成分の浸透を補助する効果が期待されます。セラミド系成分との相乗効果についてはInternational Journal of Cosmeticsほか複数の研究で言及されており、処方上の意図として評価できます。

メリット・デメリット

メリット
  • 安全性3.5点:EWG:1の成分が配合成分の大半を占める
  • ヒト型セラミドNP:医薬部外品規格のバリア修復成分を搭載
  • 5種保湿剤の多層設計:即時性と持続性を同時にカバー
  • 薬用有効成分搭載:ステロイドフリーの抗炎症成分で赤み・かゆみにアプローチ
  • 使用感3.5点:軽質油のα-オレフィンオリゴマー+ジメチコンでベタつきを軽減
  • 完全無香料・パラベンフリー:敏感肌・乳幼児にも配慮した設計
デメリット
  • スキンケア性能1.4点(要注意):積極的なエイジングケア・美白成分は不在
  • エイジングケア力1.9点(要注意):レチノール・ナイアシンアミド等の機能性成分なし
  • セラミドの配合順位が後半:N-ステアロイルフィトスフィンゴシンは全成分12番目、濃度は相対的に低い可能性
  • PEG系成分(EWG:3)が複数:ポリエチレングリコール1500・300・ポリソルベート80が配合
  • 水酸化ナトリウム(EWG:5)の存在:pH調整目的で微量使用とみられるが、成分表示上は注意が必要

注意点:N-ステアロイル-L-グルタミン酸は強カチオン系成分との中和で機能低下の可能性。また水酸化ナトリウム(EWG:5)はpH調整目的での極微量使用が前提ですが、酸性成分(AHA等)との直接混合は避けてください。

まとめ

一言で言うと

"炎症肌の地固め専用機"

エイジングケアや美白より、まず「肌を鎮める・守る」が最優先の人向け

使用シーン別推奨度マップ

敏感肌・アトピー肌

乳幼児・家族共用

乾燥体部への
ベースケア

エイジングケア
メインとして
×

「ヒト型セラミド配合」という訴求は間違いではありませんが、N-ステアロイルフィトスフィンゴシンは成分リストの12番目に位置しており、濃度は相対的に低い可能性を念頭に置いておく必要があります。「セラミドを高濃度で攻める」製品というよりも、炎症を鎮めながら複数の保湿成分でバリアを整える「守りの処方」と解釈するのが実態に近いでしょう。

使用シーン別推奨度:

  • アトピー・敏感肌の全身ケア向け(◎):薬用有効成分(グリチルレチン酸ステアリル)+無香料・パラベンフリー処方で、赤みやかゆみが気になる肌の「落ち着かせ保湿」に適合。アトピー関連口コミが多い点とも合致。
  • 乳幼児・家族全員での共用向け(◎):EWG:1成分が主体の低刺激設計は、肌タイプを問わず使える汎用性を担保。大容量450mlポンプは家族共用の現実的な選択肢。
  • 乾燥した体部へのベース保湿向け(○):軽いテクスチャーと多層保湿剤により、使用感3.5点の評価は妥当。ただし重度の乾燥肌では別途クリームの重ね使いが現実的。
  • フェイスのエイジングケアメインとして(×):スキンケア性能1.4点・エイジングケア力1.9点は「要注意」水準。レチノール・ナイアシンアミド等の機能性成分を期待する用途には適していない。

口コミでは「アトピー・湿疹持ちの定番品」「ベタつかず顔にも使えた」という使用感への言及が目立ち、使用感3.5点のスコアと方向性は一致。一方で「セラミド効果の実感」への言及は少なく、スキンケア性能スコアの低さと符合しています。

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