カテゴリ:育毛トニック
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性3件・アレルゲン2件・経皮吸収22件
メーカー
株式会社トリプルサンブランド
EPORASHE容量
20ml参考価格
4955円1ml単価
247.8円JAN
4560237233528ASIN
B07R4YBTFQ発売日
2022年2月7日ID
11874シリーズ名
スカルプガードEX対象の髪タイプ
全頭皮タイプ向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
EPORASHE スカルプガードEX 頭皮ケアローション株式会社トリプルサン
■ 総合3.25点|頭皮だけに絞った処方が補修力を割り引く

育毛トニック内の順位
順位確定前
新規解析のため、次回のランキング更新で順位が付きます
安全性の判定
注意が必要な成分 3つ(EWG3以上: エタノール(3)、グレープフルーツ果皮油(4)、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン(4))
解析チームです。今回は『EPORASHE スカルプガードEX 頭皮ケアローション』を見ていきます。
ヘマチンとカタラーゼを処方上位に配し、配合成分のレベルは3.9点(平均3.0点)と高水準です。しかし髪補修力は2.2点と平均を大きく下回ります。気になるのは「成分が充実しているのに、なぜ髪補修力がここまで低いのか」という点です。答えは成分表にあります。
カラーリング後の頭皮酸化ケアに機能を絞った、標準的な総合評価のスカルプローションです。髪の補修や保湿ではなく、頭皮のリセットを目的とした処方であり、用途が明確なぶん効果を実感できる人とそうでない人がはっきり分かれます。シャンプー後の頭皮ケアにひと手間加えたい人向けの、目的が絞られた商品です。
この商品の処方設計を理解するうえで、ヘマチン・カタラーゼ・センブリエキスの3成分が核になります。
豚血液由来のポルフィリン鉄錯体(鉄イオンを含む複合分子)で、髪のケラチン(毛髪の主要タンパク質)に特異的に結合します。配合順は7番目と、10種以上の植物エキスよりも上位に位置しており、この商品の処方の核を担っています。カラーリング・白髪染め後に頭皮や髪に残る過酸化水素と残留アルカリを除去し、パーマ臭の中和にも機能する多面的な成分です。頭皮の酸化ストレスに直接作用できる点は、植物エキスでは代替が難しい強みです。
リンドウ科センブリの主成分スウェルチアマリン(苦味配糖体の一種)が、末梢血管を拡張して頭皮への血流量を高めます。国内では医薬部外品有効成分として育毛・脱毛予防効果が認められており、日本薬局方にも収載された信頼度の高い植物エキスです。配合順は16番目とやや後方ながら、ローズマリー葉エキスやニンニク根エキスなど血行促進系エキスと同時に配合されており、頭皮の血流改善に向けた処方設計の一貫性が見てとれます。
生体内に存在する抗酸化酵素で、活性酸素(細胞を傷つける不安定な酸素分子)を水と酸素に無害化します。白髪の一因とされる過酸化水素の毛包内蓄積を抑制する働きが期待されており、EWGスコア1(最安全水準)で長期安全性も確立されています。配合順6番目とヘマチンのすぐ前に位置し、両者がカラーリング後の酸化環境の除去をそれぞれ担う設計になっています。PEG-60水添ヒマシ油(油溶性成分を水系処方に溶かし込む乳化剤)が多種の植物エキスを均一に分散させており、複合的な効果を引き出す処方設計の丁寧さも見られます。
3成分がGHS感作性1B(感作を引き起こす可能性のある物質)に分類されており、把握しておくと安心です。
一方で、製品全体の生分解性平均は0.85(0.7以上で易分解とされる水準)と高く、マイクロプラスチック含有成分もありません。環境負荷の低さはこの処方全体の強みのひとつです。
配合成分の評価と髪補修力の評価が大きく開いている背景は、処方のコンセプトそのものにあります。
配合成分のレベル3.9点(平均+0.9点)は、ヘマチンとカタラーゼという機能性の高い成分を処方上位に配置し、センブリエキスを含む10種以上の植物エキスを組み合わせた構成が評価されたものです。なかでもヘマチンは「残留過酸化水素の除去」「毛髪補強」「白髪抑制への寄与」「パーマ臭中和」という複数の機能を1成分で担える点が希少性を高めており、カタラーゼとの二段階の酸化除去設計も処方の完成度に寄与しています。@cosmeスコア4.8/7.0という外部評価も、この成分の多様性とある程度一致しています。
髪補修力2.2点(要注意水準)は、加水分解ケラチン・加水分解シルクといった毛髪補修タンパク(PPT)やジメチコン(シリコーン)など、毛髪の内部や表面を補修する成分を一切含まない処方に起因します。シャンプー後に頭皮中心にスプレーしてすすぐ用法を想定した設計であり、髪への補修効果を意図した商品ではありません。成分が充実しているのに補修力が低い理由はここにあります。補修成分を省いたことは処方の欠点ではなく、頭皮ケアに機能を集中させる設計判断の結果です。補修を求めるなら、すすいだ後にトリートメントを重ねる使い方が現実的です。
一言で言うと、カラーリング後の頭皮酸化をリセットすることに特化した、頭皮専用の洗い流しローションです。髪の補修や保湿を期待するものではなく、「シャンプー後に頭皮の環境を整えるひと手間」として取り入れると合います。
効果を引き出すには、シャンプー後に頭皮へ直接スプレーし、指の腹で軽くマッサージしてからしっかりすすぐ使い方が基本です。カラーリング直後に使うことで、ヘマチンとカタラーゼが残留酸化剤に速やかに作用しやすくなります。
余談ですが、英国ブラッドフォード大学のウッドらによる研究では、毛包内に蓄積した過酸化水素が白髪の進行に関与することが示されており、カタラーゼを頭皮ケア処方に組み込む意義に説得力があります。カラー後の頭皮ケアを見直したい場合、まずは2週間続けて頭皮の状態の変化を観察してみてください。
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